アメリカの景観が美しい道路32選！【ウィスコンシン州】【ミネソタ州】　mohamoha162

「アメリカの景観が美しい道路32選！」の第14弾です。

この「ロードトリップ」のカテゴリーのページでは，オリジナル・ランキングで32選した「景観が美しい道路」と「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」を紹介します。

第14弾の今回は，ウィスコンシン州とミネソタ州の道路を紹介します。

「アメリカの景観が美しい道路32選！」とは，ネットの10のサイトと10のユーチューブの計20で紹介されていた道路のランキングを数え，再ランキングにしたものです。

ランキングを見たい場合は，↓ここ↓を見てください。

アメリカの景観が美しい道路32選！【ナショナル・シーニック・バイウェイ】【オール・アメリカン・ロード】【オリジナル・ランキング発表】mohamoha147

また，「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」は，アメリカの「シーニックバイウェイ法」で選ばれた道路のことです。

「景観性」「歴史性」「自然性」「文化性」「レクレーション性」「考古学性」の6項目のうち1項目に該当するものを「ナショナル・シーニックバイウェイ：National Scenic Byway」，2項目以上に該当するものを「オール・アメリカンロード：All American Road」と指定しています。

それでは，ウィスコンシン州から紹介していきます。

ウィスコンシン州のロードトリップ

ウィスコンシン州には，オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が，1つあります。

また，重なっていますが，指定されたオール・アメリカン・ロードが，１つあります。

指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは，２つあります。

まずは，オリジナルランキングにて選ばれた，景観が美しい道路を紹介します。

ミシシッピ・グレート・リバー・ロード／ブルーズ・ハイウェイ：Mississippi Great River Road/The Blues Highway（ウィスコンシン州，ルイジアナ州，ミシシッピ州，アーカンソー州，テネシー州，ケンタッキー州，ミズーリ州，イリノイ州，アイオワ州，ミネソタ州）

「ミシシッピ・グレートリバー・ロード：Mississippi Great River Road」は，ミシシッピ川に沿って走る壮大なドライブルートで，カナダとの国境に近いミネソタ州からメキシコ湾に至るルイジアナ州まで，全長約4,800キロにわたります。

このルートは，10州にまたがり，アメリカの自然の美しさ，文化，歴史を楽しむことができる観光道路として人気があります。

それぞれの州が独自の魅力を持っていて，変化に富んだ景観や自然公園，歴史的な町，遺跡などの見どころがあります。

オリジナル・ランキングでは，第25位にランキングされています。

「ブルース・ハイウェイ：The Blues Highway」とも呼ばれていて，「国道61号線：U.S. Route 61」のことで，アメリカ南部を代表する音楽ジャンル「ブルース」に深く関連した歴史的な道路になります。

ミネソタ州からルイジアナ州ニューオーリンズまで南北に延びており，ミシシッピ・グレートリバー・ロードと重なります。

「ブルース・ハイウェイ」と言えば，特に，ミシシッピ州とルイジアナ州を通る区間を指します。

この区間は，ブルース音楽が誕生し，発展した地域だからです。

本来なら，主な見どころなどを紹介するのですが，この後紹介する「オール・アメリカン・ロード」で紹介するため，ここでは紹介しないでおきます。

次に，オール・アメリカン・ロードを紹介します。

今，紹介した道路ですが，若干名称が変わります。

グレート・リバー・ロード：Great River Road（ウィスコンシン州，ルイジアナ州，ミシシッピ州，アーカンソー州，テネシー州，ケンタッキー州，ミズーリ州，イリノイ州，アイオワ州，ミネソタ州）

ウィスコンシン州のグレート・リバー・ロード沿いには，ミシシッピ川の壮大な景色を楽しめるスポットや歴史ある町，美味しい地元グルメが楽しめる場所がたくさんあります。

特におすすめの見どころを紹介します。

「ブレーヌルド・ミルズ州立公園：Perrot State Park」

ミシシッピ川を見下ろす丘の上にある州立公園です。

ハイキングやカヌー，バードウォッチングに最適です。

特に「ブレディ山：Brady’s Bluff」からの眺めは絶景です。

「グランダッド・ブラフ：Grandad Bluff」

標高約183mからラクロスの街並みとミシシッピ川の絶景が一望できるスポットです。

特に，夕日や紅葉のシーズン に訪れるのがおすすめです。

「ミシシッピ・リバー・ウォーク：Mississippi River Walk」

ラクロスの川沿いに整備された遊歩道で，ゆったりと散歩しながらボートや川の景色を楽しめます。

「ビラ・ルイ歴史史跡：Villa Louis Historic Site」

1800年代の豪華なヴィクトリアン調の邸宅です。

ウィスコンシン州で最も歴史のあるエリアの一つで，ツアーに参加すると当時の暮らしがよく分かります。

「スウェーデン・アメリカン博物館：Swedish American Museum」

小さなストックホルムの町にある博物館で，スウェーデン系移民の歴史が学べます。

町自体も北欧風の雰囲気が漂っていて散策が楽しくなります。

「ロック・イン・ダム No.8：Lock and Dam No. 8」

ミシシッピ川を航行する巨大な貨物船が，ダムで水位を調整しながら進む様子を間近で見られる珍しいスポットです。

「ストックホルム・パイ＆ベーカリー：Stockholm Pie & General Store」

「ウィスコンシンで最高のパイ」と評判の小さなカフェです。

特に，ブルーベリーパイやピーカンパイは絶品です。

「グレート・リバー・ロード・ワイナリー：Great River Road Wine Trail」

ウィスコンシン州からミネソタ州，アイオワ州にかけて点在するワイナリー巡りが楽しめるルートです。

特に「Elmaro Vineyard（Trempealeau）」はおすすめです。

「フリードリッヒ・ワイナリー：Friedrich Winery」

小さなワイナリーですが，地元産のブドウを使ったワインと湖を望む美しい景色が楽しめます。

「ストックホルム・アート・フェア：Stockholm Art Fair」

毎年7月に開催される地元アーティストの作品が並ぶアートフェアです。

ユニークなクラフトや絵画が手に入るチャンスです。

「アップルフェスト：Apple Fest」

ミシシッピ川沿いの町ラ・クレセントは「ミネソタのアップルキャピタル」と呼ばれ，毎年9月にはリンゴの収穫祭が開かれます。

アップルパイやシードルが楽しめます。

続いて，ナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。

ドア・カウンティ・コースタル・バイウェイ：Door County Coastal Byway（ウィスコンシン州）

「ドア・カウンティ・コースタル・バイウェイ：Door County Coastal Byway」は，ウィスコンシン州の美しい「ドア半島：Door Peninsula」を巡る絶景ドライブコースで，ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。

ミシガン湖とグリーンベイに挟まれたこのエリアは，湖岸の美しい風景，歴史ある灯台，魅力的な小さな町，美味しいシーフードやワイナリーなど，見どころがたくさんあります。

「スタージョン・ベイ：Sturgeon Bay」から始まり，北のGills Rockまで進み，反対側の湖岸を南下して戻る全長約106 kmのループコースです。

主な見どころを紹介します。

「ペニンシュラ州立公園：Peninsula State Park」

ドア半島最大の州立公園で，ハイキング，サイクリング，キャンプ，カヤックなどが楽しめます。

特に，Eagle Towerからの眺めは圧巻です。

秋の紅葉シーズンは絶景です。

「カナ島灯台：Cana Island Lighthouse」

湖の中に浮かぶ小さな島に立つ1870年代に建てられた歴史的な灯台です。

干潮時には，歩いて渡ることができますが，潮が満ちているときはトラクターで渡るユニークな体験ができます。

「スクーターズ・ブラフ：Sven’s Bluff」

ペニンシュラ州立公園の高台にある展望ポイントです。

特に，夕日の名所として知られ，グリーンベイの水面に沈む美しい夕日が見られます。

「アルゴマの湖岸：Algoma’s Lakeshore」

美しい砂浜とミシガン湖の景色を楽しめるエリアです。

地元のアーティストが集まる町でもあり，ギャラリー巡りもおすすめです。

「ドア郡海事博物館：Door County Maritime Museum」

ドア郡の海事の歴史を学べる博物館です。

灯台や造船業の歴史についても，詳しく知ることができます。

「イーグル・ブラフ灯台：Eagle Bluff Lighthouse」

19世紀に建てられた美しいレンガ造りの灯台です。

ガイドツアーに参加すると，灯台守の暮らしについての話が聞けます。

「ワシントン島：Washington Island」

北端のノースポートからフェリーで行ける離島です。

スコットランド風の石壁（Stavkirke） や ラベンダー畑（Fragrant Isle Lavender Farm）など，のどかな景色が広がるリラックスできる場所です。

ウィスコンシン・レイク・スペリオル・シーニック・バイウェイ：Wisconsin Lake Superior Scenic Byway（ウィスコンシン州）

「ウィスコンシン・レイク・スペリオル・シーニック・バイウェイ：Wisconsin Lake Superior Scenic Byway」は，ミシガン湖に次ぐ北米最大の湖 スペリオル湖 の壮大な景色を楽しめるナショナル・シーニック・バイウェイです。

ウィスコンシン州北部の 「ベイフィールド半島：Bayfield Peninsula」を走るルートで，湖岸の美しい風景，歴史的な町，アクティビティ豊富な自然スポットを満喫できます。

「バークスデール：Barksdale」から「コルヌコピア：Cornucopia」まで州道13号線沿いに北東へ進むコースで，スペリオル湖の美しい湖岸を走ります。

全長約113 kmです。

主な見どころを紹介します。

「アポスル諸島国立湖岸：Apostle Islands National Lakeshore」

21の小さな島々 からなる美しい国立湖岸エリアです。

カヤックやクルーズツアーで探索できます。

特に，冬には「氷の洞窟：Ice Caves」が現れ，幻想的な景色になります。

「マイヤーズ・ビーチ：Meyers Beach」

レイク・スペリオルの海食洞（シーケーブ） へのカヤックツアーの出発点です。

晴れた日は透き通る湖の青さが絶景です。

「ボールドウィン・タウン・パーク：Bodin’s Resort」

サンセットビューが楽しめる隠れた絶景スポットです。

湖岸でのんびり過ごすのに最適です。

「シルバーレイク砂丘：Lost Creek Falls and Sand Dunes」

トレイルを歩いてたどり着く美しい滝です。

夏にはひんやりした滝のしぶきを感じられます。

「ベイフィールドの歴史地区：Bayfield Historic District」

19世紀の建物が残る小さな港町です。

アートギャラリーやアンティークショップが立ち並び，のんびり散策が楽しめます。

「ベイフィールド・マリタイム・ミュージアム：Bayfield Maritime Museum」

この地域の漁業や船舶の歴史を学べる小さな博物館です。

「ロング・アイランド灯台：Long Island Lighthouse」

1800年代に建てられた湖岸の歴史的な灯台です。

ボートツアーで訪れることができます。

レイク・スペリオル周辺では，名物のホワイトフィッシュを味わえるレストランやスモークドフィッシュ専門店が多数あります。

おすすめは，「Bayfield Fish Hatchery」で，新鮮な湖魚を食します。

「Halvorson Fisheries（Cornucopia）」では，伝統的なスモークフィッシュが美味しいです。

毎年10月には，「ベイフィールド・アップルフェスティバル：Bayfield Apple Festival」があります。

ウィスコンシン州最大級の秋祭りで，地元のリンゴを使ったパイやシードルが楽しめるイベントです。

冬季の1月2月には，アポスル諸島氷の洞窟ツアーがあります。

寒さが厳しい冬にだけ現れる氷の洞窟で，湖が完全に凍ると，徒歩でアクセス可能です。（上の画像）

2月には，ベイフィールド・ウィンターフェスティバルがああります。

湖上の凍った道を車で走れる「アイスロード」が登場するユニークなイベントです。

これで，ウィスコンシン州のロードトリップ紹介を終わります。

次にミネソタ州のロードトリップを紹介します。

ミネソタ州のロードトリップ

ミネソタ州には，オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が，1つあります。

また，重なっている道路が一つありますが，指定されたオール・アメリカン・ロードが2つあります。

指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは，6つあります。

まずは，オリジナルランキングにて選ばれた，景観が美しい道路を紹介します。

ミシシッピ・グレート・リバー・ロード／ブルーズ・ハイウェイ：Mississippi Great River Road/The Blues Highway（ミネソタ州，ウィスコンシン州，ルイジアナ州，ミシシッピ州，アーカンソー州，テネシー州，ケンタッキー州，ミズーリ州，イリノイ州，アイオワ州）

「ミシシッピ・グレートリバー・ロード：Mississippi Great River Road」は，ミシシッピ川に沿って走る壮大なドライブルートで，カナダとの国境に近いミネソタ州からメキシコ湾に至るルイジアナ州まで，全長約4,800キロにわたります。

このルートは，10州にまたがり，アメリカの自然の美しさ，文化，歴史を楽しむことができる観光道路として人気があります。

それぞれの州が独自の魅力を持っていて，変化に富んだ景観や自然公園，歴史的な町，遺跡などの見どころがあります。

オリジナル・ランキングでは，第25位にランキングされています。

「ブルース・ハイウェイ：The Blues Highway」とも呼ばれていて，「国道61号線：U.S. Route 61」のことで，アメリカ南部を代表する音楽ジャンル「ブルース」に深く関連した歴史的な道路になります。

ミネソタ州からルイジアナ州ニューオーリンズまで南北に延びており，ミシシッピ・グレートリバー・ロードと重なります。

「ブルース・ハイウェイ」と言えば，特に，ミシシッピ州とルイジアナ州を通る区間を指します。

この区間は，ブルース音楽が誕生し，発展した地域だからです。

本来なら，主な見どころなどを紹介するのですが，ウィスコンシン州と同じく，この後紹介する「オール・アメリカン・ロード」で紹介するため，ここでは紹介しないでおきます。

次に，オール・アメリカン・ロードを紹介します。

ノースショア・シーニック・ドライブ：North Shore Scenic Drive（ミネソタ州）

「ノースショア・シーニック・ドライブ：North Shore Scenic Drive」 は，ミネソタ州のスペリオル湖岸を走る壮大なオール・アメリカン・ロードです。

アメリカの国道 Highway 61 沿いに広がり，湖の絶景，滝，森林，灯台，歴史的な町を楽しめます。

特に，秋の紅葉や冬の雪景色は圧巻です。

「ダルース：Duluth」からカナダ国境の「グランドポーテージ：Grand Portage」まで，全長約248 kmあり，スペリオル湖の大自然を満喫できる絶景ロードです。

主な見どころを紹介します。

「エンジェルズ・レスト展望台：Enger Tower & Park」

ダルース市内を一望できる展望台です。

特に，夕方の景色が美しいです。

「スプリット・ロック灯台州立公園：Split Rock Lighthouse State Park」

アメリカでも有名な絶景灯台です。

青い湖と断崖のコントラストが美しいです。

「テットグーチ州立公園：Tettegouche State Park」

ハイキングやキャンプに最適です。

特に，「ハイ・フォールズ：High Falls」の滝は，圧巻の景色です。

「パリサイド・ヘッド：Palisade Head」

切り立った崖の上から見るスペリオル湖の絶景スポットです。

「ルースリバー州立公園：Lutsen Mountains & Cascade River State Park」

冬はスキーリゾート，夏はトレッキングやゴンドラが楽しめます。

「グランドポーテージ国立公園：Grand Portage National Monument」

ネイティブアメリカンと交易所の歴史を学べるスポットです。

グルメ情報です。

「Duluth Coffee Company」や「New Scenic Café」など，スペリオル湖を眺めながら美味しい朝食が楽しめます。

「Dockside Fish Market」（Grand Marais）では，新鮮なスモークド・ホワイトフィッシュが絶品です。

「Castle Danger Brewery」（Two Harbors）では，地元ビールを楽しめます。

グレート・リバー・ロード：Great River Road（ミネソタ州，ウィスコンシン州，ルイジアナ州，ミシシッピ州，アーカンソー州，テネシー州，ケンタッキー州，ミズーリ州，イリノイ州，アイオワ州）

「グレート・リバー・ロード：Great River Road」は，アメリカを南北に縦断するミシシッピ川沿いの絶景ロードで，オール・アメリカン・ロードに指定されています。

ミネソタ州エリアのルートは，ミシシッピ川の 源流 から始まり，壮大な自然と歴史的な町を巡る旅が楽しめます。

「イタスカ州立公園：Itasca State Park」から「ウィノナ：Winona」という街まで，ミネソタ州内だけで全長約925 kmになります。

主な見どころを紹介します。

「イタスカ州立公園：Itasca State Park」

ミシシッピ川の源流がある公園です。

小川を歩いて渡る体験ができます。

「ブレーナード湖地方：Brainerd Lakes Area」

湖が広がるアウトドア天国です。

カヌー，フィッシング，キャンプが人気です。

「ミネアポリス・セントポール：Minneapolis & St. Paul（Twin Cities）」

ミネソタ州最大の都市圏です。

ミシシッピ川沿いの歴史的な橋やウォーターフロントを散策できます。

「レッドウィングの展望台：Barn Bluff」

ミシシッピ川を見渡す絶景ハイキングスポットです。

特に秋の紅葉が美しいです。

「グレート・リバー・ブラフ州立公園：Great River Bluffs State Park」

ミシシッピ川の壮大な渓谷を眺める最高のビュースポットです。

「ミル・シティ博物館：Mill City Museum」

ミシシッピ川沿いの製粉産業の歴史を学べる博物館です。

「レッドウィング・シュー・カンパニー：Red Wing Shoes」

アメリカを代表するワークブーツ「レッドウィング」の本拠地です。

世界最大のブーツ展示もあります。

「ミネソタ・マリン・アート博物館：Minnesota Marine Art Museum」

ミシシッピ川をテーマにしたアートが楽しめる美術館です。

「Surly Brewing」「Fulton Brewery」など，ミネアポリスはクラフトビールの聖地です。

レッドウィングの老舗レストラン「St. James Hotel」では，ミシシッピ川を眺めながらのランチやディナーが楽しめます。

ウィノナのリバーサイド・カフェでは，ミシシッピ川沿いの「Blooming Grounds Coffee House」などが人気です。

次に，ナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。

エッジ・オブ・ザ・ウィルダネス：Edge of the Wilderness（ミネソタ州）

「エッジ・オブ・ザ・ウィルダネス：Edge of the Wilderness」は，ミネソタ州北部にある風光明媚なドライブコースで，ナショナル･シーニック・バイウェイに指定されています。

全長約76kmのこのバイウェイは，「グランド・ラピッズ：Grand Rapids」から「エフィー：Effie」まで，ミネソタ州道38号線沿いに広がります。

このバイウェイは，「荒野の入り口」という名前の通り，手つかずの自然や豊かな野生動物が生息するエリアを通り抜けます。

沿道には，湖，森林，湿地が広がり，ミネソタの北部ならではの景色を楽しむことができます。

主な見どころを紹介します。

「グランド・ラピッズ：Grand Rapids」

バイウェイの南端に位置する町で，かつては製材業の中心地でした。

「ジュディ・ガーランド生誕地博物館：Judy Garland Museum」があり，「オズの魔法使い」のドロシー役で有名なジュディ・ガーランドの故郷として知られています。

ミネソタ・ディスカバリー・センターでは，この地域の鉱業と森林業の歴史を学ぶことができます。

「マージー湖：Marcell」

バイウェイの中間にある小さな町で，「チップワ国立森林：Chippewa National Forest」へのアクセスが良好です。

チップワ国立森林には，トレイルが豊富で，野生動物（ヘラジカ，シカ，ワシなど）も多く観察できます。

また，カヌーや釣りが楽しめる湖が点在しており，特に，ウォールアイやノーザンパイクなどの魚釣りが人気です。

「エフィー：Effie」

バイウェイの北端に位置する静かな町です。

毎年8月に開催される「Effie Rodeo：エフィー・ロデオ」は，伝統的なロデオイベントとして地元で親しまれています。

最寄りの主要都市はミネアポリスで，車で約3時間半，約320kmです。

グランド・ラウンズ・シーニック・バイウェイ：Grand Rounds Scenic Byway（ミネソタ州）

グランド・ラウンズ・シーニック・バイウェイ：Grand Rounds Scenic Bywayは，ミネソタ州ミネアポリスにある約80kmの都市型景観道路です。

全米でも珍しい都市公園内を巡るシーニック・バイウェイであり，ミネアポリスの豊かな自然，湖，川，公園をつなぐルートとして知られていて，ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。

グランド・ラウンズ・シーニック・バイウェイは，7つの地区（セグメント）で構成されており，ミシシッピ川，湖，公園，緑地を結ぶ環状ルートになっています。

車，徒歩，自転車など，さまざまな方法で楽しむことができ，特にサイクリングロードとして人気です。

それぞれの地区の見どころを紹介します。

「ダウンタウン・リバー地区：Downtown Riverfront District」

ミネアポリスのダウンタウンに隣接し，リバーウォークを散策できるエリアです。

有名な「ガスリー・シアター：Guthrie Theater」や「ミル・シティ博物館：Mill City Museum」が近くにあります。

サイクリング & ウォーキング専用のトレイルが整備されており，特に春から秋にかけて人気です。

ミシシッピ川やチェイン・オブ・レイクスで水上アクティビティを満喫できます。

ミネハハ公園や湖畔ではピクニックができ，野外コンサートが開催されることもあります。

クロスカントリースキーやスノーシューが楽しめるエリアもあり，一年中楽しめます。

「ミシシッピ川地区：Mississippi River District」

ミネアポリスの「ストーンアーチ橋：Stone Arch Bridge」を通り，ミシシッピ川の絶景を眺められるエリアです。

「セント・アンソニー滝：St. Anthony Falls」は，ミシシッピ川唯一の自然の滝で，歴史的にも重要なスポットです。

「ミシシッピ国立河川・レクリエーションエリア：Mississippi National River and Recreation Area」に隣接し，カヤックやハイキングも楽しめます。

「シオドア・ワース地区：Theodore Wirth District」

「シオドア・ワース・リージョナル・パーク：Theodore Wirth Regional Park」は，ミネアポリス最大の公園で，ゴルフ，クロスカントリースキー，マウンテンバイクコースなどがあります。

春にはワイルドフラワーが咲き誇り，秋には紅葉が美しいです。

「チェイン・オブ・レイクス地区：Chain of Lakes District」

「カーム湖：Lake Calhoun / Bde Maka Ska」，「ハリエット湖：Lake Harriet」，「レイク・オブ・ザ・アイルズ：Lake of the Isles」など，ミネアポリスの象徴的な湖を巡るルートです。

湖の周囲には，ウォーキングやサイクリング用のトレイルが整備され，夏はボートやカヤックを楽しむ人々で賑わいます。

「ミネハハ地区：Minnehaha District」

「ミネハハ滝：Minnehaha Falls」があるエリアで，高さ約16mの滝は，四季折々の美しさを見せてくれます。

「ミネハハ・リージョナル・パーク：Minnehaha Regional Park」は，ピクニックやハイキングに最適です。

「ネイショナル・パークウェイ地区：Northeast Parkway District」

市街地の北東部に広がる静かな緑地エリアで，地元住民に愛されるトレイルが多いのが特徴です。

「ビクトリー・メモリアル地区：Victory Memorial Parkway District」

第一次世界大戦の戦没者を称える記念碑が並ぶエリアで，並木道と広い芝生が美しいです。

ガンフリント・トレイル・シーニック・バイウェイ：Gunflint Trail Scenic Byway（ミネソタ州）

「ガンフリント・トレイル・シーニック・バイウェイ：Gunflint Trail Scenic Byway」は，ミネソタ州北東部にある風光明媚なドライブコースで，ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。

全長約92km にわたり，「グランドマレー：Grand Marais」から北西へ向かい，カナダとの国境に近い「ボンダリー・ウォーターズ・カヌー・エリア・ウィルダネス：BWCAW」の奥地へと続いています。

見どころは，大自然に囲まれたドライブコースです。

ルート全体が 「スペリオル国有林：Superior National Forest」 内を通っており，美しい湖，森林，野生動物を眺めながら走ることができます。

秋には紅葉が美しく，冬にはスノーモービルやクロスカントリースキーも楽しめます。

「ボンダリー・ウォーターズ・カヌー・エリア・ウィルダネス：BWCAW」は，カヌーやカヤックで有名な手つかずの自然エリアです。

数千もの湖と小川が広がるエリアで，釣りやキャンプにも最適です。

また，野生動物の観察に最適で，ムース，クマ，オオカミ，ワシ などが生息するエリアです。

運が良ければ，野生動物に出会うことができます。

ガンフリント・トレイルは，もともと先住民やフランス人毛皮交易者が使用した歴史ある道です。

「チカウミグル湖：Chik-Wauk Lake」にある「チカウミグ歴史センター：Chik-Wauk Museum and Nature Center」では，この地域の歴史を学ぶことができます。

「ミード湖：Meeds Lake」や「ポプラー湖：Poplar Lake」など，美しい湖が点在し，カヌーや釣りに最適です。

ヒストリック・ブラフ・カントリー・シーニック・バイウェイ：Historic Bluff Country Scenic Byway（ミネソタ州）

「ヒストリック・ブラフ・カントリー・シーニック・バイウェイ：Historic Bluff Country Scenic Byway」は，ミネソタ州南東部に位置する美しいナショナル・シーニック・バイウェイです。

この道路は，風光明媚なカントリーサイド，岩山，そして歴史的な町並みを通り抜けます。

この道路沿いには，魅力的な小さな町や村が点在しており，歴史的建造物や地域の文化に触れることができます。

自然愛好家にとっては，ハイキングや自転車に最適なトレイルも多く存在し，四季折々の美しい景色を楽しむことができます。

特に秋のシーズンは，紅葉が見事で，道路沿いに広がる森林が色づく光景は圧巻です。

また，地元のレストランやアートギャラリーなども訪れる価値があります。

休日や週末には，ゆっくりとしたドライブを楽しみながら，この地域の魅力を満喫することができます。

おすすめの見どころを紹介します。

「レインズボロウ：Lanesboro」

「ミネソタ州で最も魅力的な小さな町」とも称されるレインズボロウは，歴史的な建築物が並び，アートギャラリーやブティック，カフェが充実しています。

また，「ルートリバー・ステート・トレイル：Root River State Trail」が通っており，サイクリングやカヤックを楽しむのに最適です。

「ミステリーケイブ州立公園：Mystery Cave State Park」

広大な洞窟システムを探検できる州立公園で，長さ約20kmに及ぶミネソタ州最大の洞窟があります。

鍾乳石や地底湖が見られるガイドツアーが人気です。

「フォレストビル／ミステリーケイブ州立公園：Forestville/Mystery Cave State Park」

19世紀の歴史的な村「フォレストビル」を再現したエリアがあり，当時の生活を体験できるリビング・ヒストリー・ツアーが開催されています。

「プレストン：Preston」

「ミネソタのトラウトキャピタル（鱒釣りの都）」とも呼ばれ，釣り好きにはたまらないスポットです。

周辺の川では，フライフィッシングが楽しめます。

この景観道路のハイライトの一つが，「ルートリバー渓谷：Root River Valley」を見渡す絶景ポイントです。

四季折々の景色が楽しめ，特に秋の紅葉は圧巻です。

「ハーモニー：Harmony」

ハーモニーの周辺には，ミネソタ州最大のアーミッシュ・コミュニティがあり，伝統的な生活を守る人々の暮らしを垣間見ることができます。

アーミッシュが作る手工芸品やベーカリーのパンも魅力的です。

「ヒューストン：Houston」

「国立フクロウセンター：International Owl Center」があり，フクロウの生態について学べるユニークな施設で，さまざまな種類のフクロウを間近で観察できます。

家族連れや動物好きにおすすめです。

ミネソタ・リバー・バレー・シーニック・バイウェイ：Minnesota River Valley Scenic Byway（ミネソタ州）

「ミネソタ・リバー・バレー・シーニック・バイウェイ：Minnesota River Valley Scenic Byway」は，ミネソタ州南西部を流れるミネソタ川沿いを走る，美しい景観と豊かな歴史を楽しめる景観道路で，ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。

全長約462kmにわたり，先住民の歴史や開拓時代の遺産，素晴らしい自然景観を満喫できます。

見どころを紹介します。

「フォート・リッジリー州立公園：Fort Ridgely State Park」

かつての米軍要塞跡であり，ダコタ戦争（1862年）の戦場としても知られる歴史的な場所です。

現在は，博物館や遺跡を見学でき，ハイキングやキャンプも楽しめます。

「ニュルンベルク：New Ulm」

ドイツ移民によって築かれた町で，ドイツ文化が色濃く残っています。

特に「シュヘル：Schell’s」ビール醸造所や町を一望できるヘルマン・ザ・ジャーマン像が有名です。

また，毎年秋にはオクトーバーフェストが開催されます。

「ミネソタ州歴史協会のヒストリック・チリオー・ホームステッド：Harkin Store」

19世紀に栄えた交易所の名残で，昔の商店の様子がそのまま残されています。

「グランイト・フォールズ：Granite Falls」と「アンドリュー・ジェイ・ボルドックハウス：Andrew J. Volstead House」

禁酒法を推進したアンドリュー・ボルドックの元邸宅で，歴史好きに人気のスポットです。

また，グランイト・フォールズの町自体が，岩がちな地形とミネソタ川の景観が美しいエリアです。

「ラック・パール湖：Lac qui Parle State Park」

野鳥観察で有名な州立公園で，多くの渡り鳥が飛来するスポットです。

カヌーやカヤックなどのウォーターアクティビティも楽しめます。

「モンテビデオ：Montevideo」

ノルウェー移民の影響が強く，「キャンプ・リリーレイク：Camp Release State Monument」などの歴史的モニュメントがあります。

「ブルー・マウンズ州立公園：Blue Mounds State Park」

この景観道路の西側には，広大なプレーリーとバイソンが生息するブルー・マウンズ州立公園もあり，アウトドア好きにおすすめです。

ポール・バニヤン・シーニック・バイウェイ：Paul Bunyan Scenic Byway（ミネソタ州）

「ポール・バニヤン・シーニック・バイウェイ：Paul Bunyan Scenic Byway」は，ミネソタ州中央部に位置する全長約87km の景観道路で，伝説的な木こり「ポール・バニヤン：Paul Bunyan」にちなんで名付けられました。

このルートは，「ブレーナード・レイク地域：Brainerd Lakes Area」を通り，湖や森林，野生動物が豊かな自然の美しさを楽しめるドライブルートです。

ルート全体がループ状になっており，アウトドアアクティビティや観光名所が点在しているため，家族連れや自然愛好家に特に人気です。

主な見どころを紹介します。

「クロスレイク：Crosslake」と「ポール・バニヤン・トレイル：Paul Bunyan Trail」

クロスレイクは，ミネソタ州でも人気のリゾートエリアで，美しい湖やマリーナが魅力です。

サイクリングやハイキングに最適なポール・バニヤン・トレイルが通っており，ミネソタの自然を存分に楽しめます。

「ホワイトフィッシュ・チェーン・オブ・レイクス：Whitefish Chain of Lakes」

湖が連なる絶景エリアで，ボート遊びや釣りが楽しめます。

夏にはウォータースポーツが盛んで，秋には紅葉が美しいです。

「ナショナル・ロアリング・トレイン・ディスプレイ：National Loon Center」

ミネソタ州の州鳥である「コモン・ルーン（アビ）」の保護と研究を目的とした施設です。

ルーンを間近で観察できるスポットとして注目されています。

ルートの各所にポール・バニヤンと相棒の青い牛「ベイブ：Babe the Blue Ox」の像や看板が設置されています。

道中に立ち寄れるカフェやギフトショップでは，ポール・バニヤングッズが手に入ります。

「ペロー湖州立公園：Pelican Lake」

ペリカン湖周辺では，カヤックやキャンプが楽しめます。

バードウォッチングスポットとしても，人気があります。

これで，ミネソタ州のロードトリップの紹介を終わります。

今回は，ここまでです。

次回は，コロラド州のロードトリップを紹介します。