アメリカの博物館32選!【ゲートウェイ・アーチ博物館】【タイタニック・ミュージアム・アトラクション】 mohamoha107

博物館紹介

アメリカにある博物館を32に絞って紹介している「アメリカの博物館32選!」の第16弾です。

今回は,ミズーリ州にある博物館とテネシー州にある博物館を一つずつ紹介します。

一つ目はミズーリ州セントルイスにある「ゲートウェイ・アーチ博物館」,2つ目はテネシー州ピジョン・フォージにある「タイタニック・ミュージアム・アトラクション」です。

独自ランキングでは2つの博物館は以下のようなランキングになっています。

第13位【ゲートウェイ・アーチ博物館(ジェファーソン・ナショナル・エクスパンション・メモリアル公園)】

第17位【タイタニック・ミュージアム・アトラクション】

それでは,ゲートウェイ・アーチ博物館から紹介します。

ゲートウェイ・アーチ博物館:Museum at the Gateway Arch(ミズーリ州セントルイス)

Gateway Arch National Park photo by  Matthew Dillon(Noncommercial use allowed)

ゲートウェイ・アーチ博物館は,ミズーリ州セントルイスにある「ゲートウェイ・アーチ」の地下にある博物館です。

ゲートウェイ・アーチの出入り口にもなっています。

博物館には,アメリカ西部開拓時代に関する展示物や情報が豊富にあります。

この時代における探検家,開拓者,先住民族について学ことができます。

さて,独自ランキングではありますが,ゲートウェイ・アーチ博物館は全米で13位にランキングされています。

博物館だけでは32選に選ばれなかったのは明白で,この博物館が選ばれたわけは,ゲートウェイ・アーチを含め,この周辺一帯の公園全体がとても良いからだと思います。

この公園の正式な名前は「ゲートウェイ・アーチ国立公園:Gateway Arch National Park」と言います。

2018年までは「ジェファーソン・ナショナル・イクスパンション・メモリアル:the Jefferson National Expansion Memorial」と呼ばれていました。

現在は,「ジェファーソン・ナショナル・イクスパンション・メモリアル」と言えば,ワシントンD.C.の「国立モール:National Mall」の一部である「タイダル・ベイシン:Tidal Basin」にある「ジェファーソン記念碑:Thomas Jefferson Memorial」を指すようです。

ゲートウェイ・アーチについては,これまでに,このブログで何回か紹介をしています。

そのページを紹介します。

「ディキシー」「フロンティアストリップ」:地域の呼び名の話① mohamoha 10

まず,10ページ目で最初の紹介をしています。

この時には「西部開拓博物館」と紹介しています。

西部開拓を由来とする州ニックネームの話 mohamoha34

2回目の紹介をしたのはこのページです。

【西北中部地区②】州の25セント硬貨のデザイン紹介  mohamoha47

3回目の紹介をしたのはこのページです。

Turn the Lights Up Museum at the Gateway Arch, St Louis, Missouri, USA photo by  risingthermals(Noncommercial use allowed)

まず,トーマス・ジェファーソンの功績を簡単に紹介します。

「トーマス・ジェファソン:Thomas Jefferson」1743年4月2日 – 1826年7月4日

第3代アメリカ合衆国大統領(1801年 – 1809年)

アメリカ独立宣言の起草者のひとり

首都ワシントンD.C.で就任演説を行った最初の大統領

大統領就任中にルイジアナ買収(1803年)やルイス・クラーク探検隊(1804年 – 1806年)を進めた。

ルイジアナ買収やルイス・クラーク探検隊について調べたい場合は,上記の過去ページをご覧ください。

ルイス・クラーク探検隊の出発地がセントルイスなのですが,このゲートウェイ・アーチの近くではありません。

けっこう離れていて,ミズーリ河の側になります。

現在は博物館になっています。

さらには,探検隊が太平洋側に初めて海を見たところ「フォート・クラットソップ:Fort Clatsop 」もルイス・アンド・クラーク・ナショナル・ヒストリカル・パークになっています。

見どころ

博物館に入ると,博物館への入場とアーチの頭頂部へのトラム乗車券,ミシシッピ川でのリバークルーズ乗車券が販売されています。

ゲートウェイ・アーチは,高さ約192mの丸いアーチ状の構造物です。

アーチ自体はステンレス鋼で覆われています。

このデザインは,西部開拓時代における「アメリカのゲートウェイ」として象徴的な存在となっており,建設は1963年に完成しました。

ゲートウェイ・アーチの建設は,「エーサ・サーリネン:Eero Saarinen」というフィンランド出身の建築家によって設計され,1950年代から1960年代にかけて行われました。

建設には約2年間かかったそうです。

その頭頂部へは,トラムに乗っていくことができます。

頭頂部からの眺望からは,ゲートウェイ・アーチ国立公園内にある旧裁判所の建物や野球場であるブッシュ・スタジアムはもちろん,セントルイス市街を一望できます。

ゲートウェイ・アーチ公式HP

これで,ゲートウェイ・アーチ博物館の紹介を終わります。

タイタニック・ミュージアム・アトラクション:Titanic Museum Attraction(テネシー州ピジョン・フォージ)(ミズーリ州ブランソン)

Pigeon Forge photo by  Thomas Hawk(Noncommercial use allowed)
The Titanic Museum photo by  Branson Convention and Vis(Noncommercial use allowed)

アメリカの博物館32選!でのランキングは,ホームページやユーチューブにてランキングされていた博物館をポイント制で点数化していき,再度ランキングしたものです。

偏った見方でなく,かなりの人の考えを取り込んだランキングになっていると自画自賛しているのですが,一つここに来て,困った事案が発生しました。

点数化しているときには,「タイタニック・ミュージアム・アトラクション:Titanic Museum Attraction」はテネシー州にある博物館と認識して,点数をつけていました。

調べてみると,タイタニック・ミュージアム・アトラクションという博物館は,テネシー州ピジョン・フォージというところとミズーリ州ブランソンというところの2か所にあることが分かりました。

しかも,2つとも同じ系列の会社が運営しているようで,内容もほぼ同じ博物館でした。

だから,間違いなく,2つの博物館を一緒に点数を付けていたと思います。

もし,それぞれで点数化していたら,32位以内に入っていたかどうか・・・わかりません。

2つとも「タイタニック・ミュージアム・アトラクション:Titanic Museum Attraction」という名前の博物館ですが,それぞれ「タイタニック・ピジョンフォージ:Titanic Pigeon Forge」と「タイタニック・ブランソン:Titanic Branson」という別の名前を持っています。

画像で言うと,最初の画像がテネシー州ピジョンフォージのタイタニック博物館,後の画像がミズーリ州ブランソンのタイタニック博物館です。

タイタニック・ミュージアム・アトラクション(ピジョン・フォージ)公式HP

タイタニック・ミュージアム・アトラクション(ブランソン)公式HP

「Titanic Pigeon Forge」は,2010年にテネシー州ピジョン・フォージにできたタイタニック号をテーマにした博物館とアトラクションです。

「Titanic Branson」は、2009年にミズーリ州ブランソンにできたタイタニック号をテーマにした博物館とアトラクションです。

両者とも,タイタニック号の歴史に関する展示物を提供しています。

テネシー州よりもミズーリ州の方が1年早く建てられたのですね。

さて,テネシー州のピジョンフォージはどういうところか,また,ミズーリ州のブランソンはどういうところかを紹介します。

テネシー州のピジョンフォージは,グレート・スモーキー山脈国立公園の玄関口です。

「グレート・スモーキー山脈国立公園:Great Smoky Mountains National Park」は全米1の来場者数を誇る国立公園です。

その数,第2位のグランドキャニオン国立公園の約2倍もの差があります。

なので,グレート・スモーキー山脈国立公園は,アメリカで最も忙しい観光地と言われています。

「グレート・スモーキー山脈国立公園:Great Smoky Mountains National Park」と「ギャトリンバーグ:Gatlinburg」「ピジョン・フォージ:Pigeon Forge」はセットで観光するのが一般的なようです。

そして,ミズーリ州のブランソンは,ミズーリ州や周辺地域にとって休暇地だったようです。

そのブランソンを走る州道に娯楽の劇場が建ち並ぶようになり,観光地として人気を高めてきました。

そのような状況の中で,タイタニック・ミュージアム・アトラクションが建てられました。

先に建てられたのはブランソンの方です。

これは,あくまでも私の推測ですが,最初に建てた1号館があまりにも好評だったため,より観光客が集まるピジョンフォージの方にも2号館を建てたのではないでしょうか。

見どころ

画像でおわかりの通り,博物館の建物自体が,タイタニック号のレプリカになっています。

なんと本物のタイタニック号に非常に忠実に再現されているのだそうです。

入場すると,まるで実際にタイタニック号に乗り込んだかのような感覚を味わえます。

博物館内では,実際の乗客と船員の体験に基づいたストーリーやエピソードが展示されています。

乗客の物語を通して,当時の状況や人々の生活について学ぶことができます。

The Titanic Museum Attraction Musicians Gallery photo by  Branson Convention and Vi(Noncommercial use allowed)

さらには,実際のタイタニック号から回収された物が多数展示されています。

The Titanic Museum photo by  Branson Convention and Vi(Noncommercial use allowed)

服やジュエリー,家具,文書,写真などで,当時の船内の雰囲気を再現しています。

The Titanic Museum photo by  Branson Convention and V(Noncommercial use allowed)

タイタニック号の詳細な模型も展示されています。

船の指揮を取り,タイタニック号が氷山に接触する瞬間を体験できるコーナーもあります。

映画「タイタニック」で有名な壮大な階段も再現されています。

上の画像は,いずれもタイタニック・ブランソン博物館のものです。

ピジョンフォージの博物館内部の画像が見つからなかったのですが,YouTubeでとても詳細なツアーを紹介している動画を見つけたので,貼り付けておきます。

英語が速くてなかなか理解できないのですが,雰囲気はわかります。

タイタニック号

タイタニック号は,当時の世界最大の客船でした。

1912年4月10日,タイタニック号はイギリスのサウサンプトン港からニューヨーク行きの処女航海に出発しました。

乗客・乗員は合わせて2,224人。

出発して4日後の4月14日に氷山に衝突し,沈没しました。

1,514人が亡くなり,710人が生還しています。

当時の海難事故の最大死者数でした。

原因は,氷山との衝突で船体に穴が空いたことでした。

タイタニック号は,ニューヨーク港に向けた航行中に「海氷が存在する」という警告を受けていたそうです。

それにもかかわらず,タイタニック号は最高速に近いスピードで進んでいました。

海氷を発見しますが,スピードが速くて避けきれず,衝突してしまいます。

この出来事は,これまでに何回も映画化されてきましたが,一番ヒットし,一番人々の記憶に残っている映画はやはりこれでしょう。

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ジェームズ・キャメロン監督作の「タイタニック」です。

映画のヒットにより,船内の装飾や様子がより広まったのですが,博物館は,実物の半分のサイズのタイタニック号と氷山でできた建物になっています。

名作映画「タイタニック」についても,映画と同じ追体験ができる博物館です。

私たち夫婦もこの「タイタニック」を映画館まで見に行きました。

自分たちは,余程のことがない限り,夫婦で映画を見に行くということはないのですが,タイタニックは二人で見に行こうとなりました。

まだ,最初の子が小さくて実家に預けて,夜の映画館に行ったのでした。

かなり噂になっていたのでやっと見れたという感動や見終わった後の名残惜しさなどいろいろな感情が家への帰路で沸き起こっていました。

さて,このタイタニック・ミュージアム・アトラクションですが,実際に私たち夫婦が訪れる機会は2つあります。

一つは,1回目の旅行です。

テネシー州メンフィスからナッシュビルに行き,その後,ケンタッキー州を周り,ミズーリ州のセントルイスに入ります。

カンザスに行ってからオクラホマシティに行くのですが,その途中にミズーリ州ブランソンに立ち寄ることができます。

もう一つは,2回目の旅行です。

2回目のアメリカ長期旅行は,ニューヨークを出発し,東海岸を南下し,フロリダ州で折り返し,今度はちょっと大陸の中を北上してニューヨークに戻るルートです。

折り返して北上する際に,ジョージア州アトランタを訪れます。

その後,テネシー州シャーロットに行くのですが,その途中でピジョンフォージによることができます。

私たち夫婦の長期アメリカ旅行は計3回を予定しているのですが,その第2の旅行ルートを公開したのは今回が初めてです。

今回はこの辺で。

次回も「アメリカの博物館32選!」を予定しています。

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