アメリカの景観が美しい道路32選!」の第26弾です。
この「ロードトリップ」のカテゴリーのページでは,オリジナル・ランキングで32選した「景観が美しい道路」と「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」を紹介します。
第26弾の今回は,ニューハンプシャー州とロードアイランド州の道路を紹介します。
「アメリカの景観が美しい道路32選!」とは,ネットの10のサイトと10のユーチューブの計20で紹介されていた道路のランキングを数え,再ランキングにしたものです。
ランキングを見たい場合は,↓ここ↓を見てください。
アメリカの景観が美しい道路32選!【ナショナル・シーニック・バイウェイ】【オール・アメリカン・ロード】【オリジナル・ランキング発表】mohamoha147
また,「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」は,アメリカの「シーニックバイウェイ法」で選ばれた道路のことです。
「景観性」「歴史性」「自然性」「文化性」「レクレーション性」「考古学性」の6項目のうち1項目に該当するものを「ナショナル・シーニックバイウェイ:National Scenic Byway」,2項目以上に該当するものを「オール・アメリカンロード:All American Road」と指定しています。
それでは,ニューハンプシャー州から紹介していきます。
- ニューハンプシャー州のロードトリップ
- カンカマグス・ハイウェイ:Kancamagus Highway(ニューハンプシャー州)
- ニューイングランド沿岸国道1号線:Coastal New England Route1(ニューハンプシャー州,マサチューセッツ州,メイン州,,コネチカット州)
- カンカマグス・シーニック・バイウェイ:Kancamagus Scenic Byway(ニューハンプシャー州)
- ホワイト・マウンテン・トレイル:White Mountain Trail(ニューハンプシャー州)
- コネチカット・リバー・バイウェイ:Connecticut River Byway(ニューハンプシャー州,マサチューセッツ州,バーモント州)
- ロードアイランド州のロードトリップ
- オーシャン・ドライブ:Ocean Drive Historic District(ロードアイランド州)
- レボリューショナリー・ヘリテージ・バイウェイ:Revolutionary Heritage Byway(ロードアイランド州)
ニューハンプシャー州のロードトリップ

ニューハンプシャー州には,オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が2つあります。
また,オリジナルランキングにて選ばれた道路と重なっているのもありますが,指定されたナショナル・シーニック・バイウェイが3つあります。
まずは,オリジナルランキングにて選ばれた,景観が美しい道路を紹介します。
カンカマグス・ハイウェイ:Kancamagus Highway(ニューハンプシャー州)


「カンカマグス・ハイウェイ:Kancamagus Highway」は,ニューハンプシャー州にあるハイウェイで,自然美に満ちた素晴らしいドライブルートです。
オリジナル・ランキングでは,第11位にランキングされています。
自然が豊かで,美しい森林,清流,滝,そして季節ごとに変わる色鮮やかな景色で知られています。
カンカマグス・ハイウェイ沿いは保護地域として管理されており,自然環境の保全が重視されています。
特に,秋の紅葉は壮観です。
また, カンカマグス・ハイウェイ沿いには,先住民の歴史的な遺跡やかつての木材業の跡地など,興味深い歴史的なポイントが点在しています。
ハイキング,ピクニック,釣りなど自然とアウトドアを楽しむための多彩なアクティビティが楽しめます。
このバイウェイは、自然愛好家や歴史に興味がある人々にとって魅力的な場所です。
「カンカマグス・シーニック・バイウェイ:Kancamagus Scenic Byway」として,ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されているため,見どころなどの詳細は,そこで紹介します。
ニューイングランド沿岸国道1号線:Coastal New England Route1(ニューハンプシャー州,マサチューセッツ州,メイン州,,コネチカット州)

「ニューイングランド沿岸国道1号線:Coastal New England Route1」は,メイン州からニューハンプシャー州,マサチューセッツ州,コネチカット州まで広がる風光明媚なルートで,美しい海岸線や歴史ある町を通過します。
このルートは,アメリカ東海岸の魅力を存分に味わえるドライブコースとして知られています。
私の「景観が美しい道路32選!」オリジナル・ランキングでは,第15位にランキングされています。
コネチカット州からメイン州までの海辺の町や港町,歴史的スポット,ビーチ,灯台などをつなぐ観光ルートです。
インターステート高速道路(I-95)より海側を通るため,よりゆったりとしたペースで海岸線やローカルの雰囲気を楽しめます。
ニューハンプシャー州のニューイングランド沿岸国道1号線は,全長わずか約29kmと非常に短いですが,その中に港町の歴史,美しいビーチ,灯台,シーフードなどニューイングランドらしい魅力が凝縮されています。
主な見どころを紹介します。
「シーブロック:Seabrook」
マサチューセッツ州境に近いビーチタウンです。
夏は海水浴や釣り,ウォータースポーツで賑わっています。
「ハンプトン・ビーチ:Hampton Beach」
ニューハンプシャー州随一のビーチリゾートです。
「Hampton Beach State Park」は,広い砂浜と遊歩道が整備され,毎年夏にサンドスカルプチャー(砂像)大会や花火大会が開催されます。
周辺にはアーケード,屋台,ライブミュージック会場など娯楽施設が豊富です。
「ノース・ハンプトン:North Hampton」
落ち着いた雰囲気の海岸線です。
「Fuller Gardens」はバラ庭園が有名で,初夏〜秋に見頃を迎えます。
「ライ:Rye」
海岸沿いの「Odiorne Point State Park」は,潮だまりや岩場の海岸が魅力で,サイエンスセンターも併設しています。
ダイビングやカヤックなどアウトドアアクティビティが充実しています。
小さなビーチが点在し,人混みを避けたい旅行者に人気です。
「ポーツマス:Portsmouth」
植民地時代からの港町で,「Strawbery Banke Museum」では17〜20世紀の家並みや生活を再現しています。
古いレンガ造りの街並みと港湾エリアは散策に最適です。
地元産ロブスターやシーフード料理が楽しめるレストランが豊富です。
芸術イベントやシアター,マーケットも盛んです。
続いて,ナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。
カンカマグス・シーニック・バイウェイ:Kancamagus Scenic Byway(ニューハンプシャー州)


「カンカマグス・シーニック・バイウェイ:Kancamagus Scenic Byway」は,ニューハンプシャー州の「ホワイトマウンテン国有林:White Mountain National Forest」を東西に横断するナショナル・シーニック・バイウェイです。
全長約55kmの山岳道路です。
有料(1日$5〜)の「ホワイトマウンテン国有林パス」が必要な場所もあります。
主な見どころを紹介します。
「アルバニー・カバード・ブリッジ:Albany Covered Bridge」
1858年建設の歴史ある屋根付き橋です。
写真スポットとして人気で,近くにピクニックエリアもあります。
「ロウワー・フォールズ:Lower Falls Scenic Area」
「スウィフト川:Swift River」沿いにある滝と遊泳スポットです。
夏には家族連れで賑わいます。
「ロッキー・ゴージ:Rocky Gorge Scenic Area」
川が岩を削ってできた峡谷です。
木製の橋から眺める渓流と紅葉が見事です。
「ランプーン池:Falls Pond」までの短いハイキングができます。
「サバデイ・フォールズ:Sabbaday Falls」
滝まで往復約1kmの軽いハイキングです。
三段になった美しい滝が見られ,秋が特におすすめです。
「カンカマグス峠:Kancamagus Pass」
標高約871mの峠です。
バイウェイの最高地点でもあります。
雄大な山並みのパノラマビューが広がります。
朝夕の眺望が特に美しいです。
「C.L.グラハム展望台:CL Graham Wangan Overlook」
カンカマグス峠の西側にある展望台です。
山々と渓谷の広がる景色を一望できます。
「ハンコック展望台:Hancock Overlook」
紅葉シーズンには大変人気の展望ポイントです。
山の尾根が波のように広がる風景が特徴です。
ホワイト・マウンテン・トレイル:White Mountain Trail(ニューハンプシャー州)


「ホワイトマウンテン・トレイル:White Mountain Trail」は,ニューハンプシャー州北部を走るナショナル・シーニック・バイウェイです。
ホワイトマウンテン・トレイルは,「ホワイト山地:White Mountains」を巡る約160kmのループルートで,四季折々に異なる絶景が楽しめるニューイングランドでも屈指のドライブルートです。
以下の道路を組み合わせたループになっています。
「カンカマガス・ハイウェイ:Kancamagus Highway」(NH Route 112):絶景で有名な山岳道路
「U.S. Route 302」:ブレトンウッズ,クローリー山など
「U.S. Route 3」:フランコニア・ノッチ州立公園
「Interstate 93」(一部):フランコニア・ノッチの中を走る高速道路
主な見どころを紹介します。
「カンカマグス・シーニック・バイウェイ:Kancamagus Highway」
この道路自体が,ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。
詳細は上記をご覧ください。
「フランコニア・ノッチ州立公園:Franconia Notch State Park」
「フラメ・キャノン:Flume Gorge」「エコー・レイク:Echo Lake」「キャノン・マウンテンのロープウェイ:Tramway」などがあります。
「マウント・ワシントン:Mount Washington」
北東アメリカ最高峰(標高1,917m)です。
オートロード(Mt. Washington Auto Road) や 登山列車(Cog Railway)で頂上へ行くことができます。
「Crawford Notch」
絵画のような渓谷風景が広がっています。
「サビーニィ滝」や「ワイレイハウス跡」などの歴史的スポットが点在しています。
コネチカット・リバー・バイウェイ:Connecticut River Byway(ニューハンプシャー州,マサチューセッツ州,バーモント州)





「コネチカット・リバー・バイウェイ:Connecticut River Byway」は,ニューイングランド地方を代表するナショナル・シーニック・バイウェイです。
コネチカット川沿いを走り,バーモント州,ニューハンプシャー州,マサチューセッツ州を通ります。
ニューハンプシャー州とバーモント州をまたいで走る全長約500kmで,アメリカ北東部の田園風景,歴史ある町並み,そして四季折々の自然美を楽しめる,ゆったりとしたドライブコースです。
ニューハンプシャー州側のコネチカット・リバー・バイウェイは,州の西端でバーモント州との州境をなすコネチカット川沿いを南北に走るルートです。
農村の風景,歴史ある町,そして四季折々の自然美がぎゅっと詰まっています。
川を挟んでバーモント州の景色も見渡せるので,両州の文化や歴史を同時に感じられるのも特徴です。
主な見どころを,北から南に紹介します。
「コールブルック:Colebrook」周辺
カナダ国境に近い町で,川沿いののどかな景観が広がります。
近くのBeaver Brook Falls,落差がありながらアクセスしやすい滝です。
「ランカスター:Lancaster」
「白山山脈:White Mountains」の西側玄関口になります。
州最大級の農業博覧会である,夏のLancaster Fairや古いレンガ造りの街並みが魅力です。
「ヘイバーヒル:Haverhill」
歴史的な建物やカバードブリッジ(屋根付き橋)が点在しています。
特に,「Bath-Haverhill Covered Bridge」は1842年建造で,全米でも最古級です。
「ハノーバー:Hanover」
ダートマス大学のある学園都市で,ブックストアやカフェが充実しています。
芸術・音楽イベントも多く,文化的な雰囲気を楽しめます。
「コーニッシュ:Cornish」
全長137m,全米最長の木造屋根付き橋で有名な「Cornish–Windsor Covered Bridge」があります。
彫刻家「Augustus Saint-Gaudens」の国立史跡もあり,芸術と歴史を感じられる場所です。
これで,ニューハンプシャー州のロードトリップの紹介を終わります。
次に,ロードアイランド州のロードトリップを紹介します。
ロードアイランド州のロードトリップ

ロードアイランド州には,オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が1つあります。
また,指定されたナショナル・シーニック・バイウェイが1つあります。
まずは,オリジナルランキングにて選ばれた,景観が美しい道路を紹介します。
オーシャン・ドライブ:Ocean Drive Historic District(ロードアイランド州)

「オーシャンドライブ:Ocean Drive Historic District」は,ロードアイランド州「ニューポート:Newport」の南西部に位置する約16kmの海沿いの景勝・歴史地区で知られるドライブルートです。
オリジナル・ランキングでは,第32位にランキングされています。
その沿線の歴史的建築群と自然景観は,国定歴史地区になっています。
大西洋のパノラマビュー,豪華な邸宅群,歴史的ランドマーク,海岸の自然美が凝縮されており,ニューイングランド有数の絶景ドライブコースとされています。
主な見どころを紹介します。
「Newport Harbor & Goat Island」
出発点はニューポート港周辺です。
ヨットやセーリングが盛んで,マリーナや海沿いレストランが立ち並びます。
近くのゴートアイランドには「歴史的灯台:Goat Island Lighthouse」があります。
「Bellevue Avenueの豪邸群」
出発前に寄れるニューポート・マンション(The Breakers, Marble House など)は,19世紀末のアメリカ富豪の夏の別荘群です。
建築と庭園が非常に豪華で,ツアーで内部見学も可能です。
「Brenton Point State Park」
オーシャンドライブの中間地点にある州立公園です。
広大な芝生と海岸線からの眺望が魅力で,凧揚げやピクニックの名所です。
「Castle Hill Lighthouse」
1890年建造の石造灯台で,写真スポットとして人気です。
周辺は「Castle Hill Inn」があり,宿泊や高級レストラン利用も可能です。
「Gooseberry Beach」
夏期は海水浴や日光浴で賑わう小ぢんまりしたビーチです。
一部プライベートエリアですが,公共利用可能エリアもあります。
「Hazard’s Beach & Bailey’s Beach」
地元会員制のビーチも多く,外観からの景色や沿岸の雰囲気が楽しめます。
次に,ナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。
レボリューショナリー・ヘリテージ・バイウェイ:Revolutionary Heritage Byway(ロードアイランド州)


「レボリューショナリー・ヘリテージ・バイウェイ:Revolutionary Heritage Byway」は,ロードアイランド州ブリストルを走るナショナル・シーニック・バイウェイです。
歴史ある町並みと港の景観が見どころとなる約10kmの短い観光ルートです。
主な見どころをしょうかいします。
「ブリストル歴史地区と港周辺」
歴史的建造物や文化施設,港沿いの公園などが凝縮されたエリアをゆったり巡ることができます。
「ショップやレストラン,ミュージアム」
ルート沿いには個性的なショップや飲食店が並び,地元のグルメや雑貨も楽しめます。
また,ミュージアムも点在し歴史や文化に触れる機会が豊富です。
「港の景観」
ブリストル港の風景は,ノスタルジックで落ち着いた雰囲気です。
夜間はライトアップされ,ロマンチックな散策にも最適です。
このバイウェイが注目される理由は,コンパクトなエリアに豊かな歴史と日常がつまっているところにあります。
短時間で歴史散策,地元グルメ,海辺の風景が楽しめ,特に初めて訪れる旅行者にはおすすめのスポットです。
これで,ロードアイランド州のロードトリップの紹介を終わります。
今回は,これで終わります。
次回は,メイン州のロードトリップを紹介する予定です。
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