アメリカの景観が美しい道路32選!」の第10弾です。
この「ロードトリップ」のカテゴリーのページでは,オリジナル・ランキングで32選した「景観が美しい道路」と「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」を紹介します。
第11弾の今回は,マサチューセッツ州とインディアナ州の道路を紹介します。
「アメリカの景観が美しい道路32選!」とは,ネットの10のサイトと10のユーチューブの計20で紹介されていた道路を数え,ランキングにしたものです。
ランキングを見たい場合は,↓ここ↓を見てください。
アメリカの景観が美しい道路32選!【ナショナル・シーニック・バイウェイ】【オール・アメリカン・ロード】【オリジナル・ランキング発表】mohamoha147
また,「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」は,アメリカの「シーニックバイウェイ法」で選ばれた道路のことです。
「景観性」「歴史性」「自然性」「文化性」「レクレーション性」「考古学性」の6項目のうち1項目に該当するものを「ナショナル・シーニックバイウェイ:National Scenic Byway」,2項目以上に該当するものを「オール・アメリカンロード:All American Road」と指定しています。
それでは,マサチューセッツ州から紹介していきます。
- マサチューセッツ州のロードトリップ
- ニューイングランド沿岸国道1号線:Coastal New England Route1(マサチューセッツ州,メイン州,ニューハンプシャー州,コネチカット州)
- バトルロード・シーニック・バイウェイ:The Battle Road Scenic Byway(マサチューセッツ州)
- コネチカット・リバー・バイウェイ:Connecticut River Byway(マサチューセッツ州,バーモント州,ニューハンプシャー州)
- モホーク・トレイル・シーニック・バイウェイ:Mohawk Trail Scenic Byway(マサチューセッツ州)
- オールド・キングス・ハイウェイ:Old King’s Highway(マサチューセッツ州)
- インディアナ州のロードトリップ
- ヒストリック・ナショナル・ロード:Historic National Road(インディアナ州,イリノイ州,オハイオ州,ウェストヴァージニア州,ペンシルベニア州)
- インディアナズ・ヒストリック・パスウェイズ:Indiana’s Historic Pathways(インディアナ州)
- オハイオ・リバー・シーニック・バイウェイ:Ohio River Scenic Byway(インディアナ州,イリノイ州,オハイオ州)
- ホワイトウォーター・キャナル・シーニック・バイウェイ:Whitewater Canal Scenic Byway(インディアナ州)
マサチューセッツ州のロードトリップ
マサチューセッツ州には,オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が,1つあります。
また,指定されたオール・アメリカン・ロードが,1つあります。
指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは,3つあります。
まずは,オリジナルランキングにて選ばれた,景観が美しい道路を紹介します。
ニューイングランド沿岸国道1号線:Coastal New England Route1(マサチューセッツ州,メイン州,ニューハンプシャー州,コネチカット州)
「ニューイングランド沿岸国道1号線:Coastal New England Route1」は,メイン州からニューハンプシャー州,マサチューセッツ州,コネチカット州まで広がる風光明媚なルートで,美しい海岸線や歴史ある町を通過します。
このルートは,アメリカ東海岸の魅力を存分に味わえるドライブコースとして知られています。
私の「景観が美しい道路32選!」オリジナル・ランキングでは,第15位にランキングされています。
このドライブでは,ロブスターロールを味わうことをお薦めします。
メイン州沿岸では,新鮮なロブスターを使ったロブスターロールが名物です。
また,灯台巡りも良いかもしれません。
各地に点在する灯台は,それぞれ異なる魅力があります。
特にメイン州では,多くの灯台を見ることができます。
マサチューセッツ州の主な見どころを紹介します。
「セーラム:Salem」
魔女裁判で知られるセーラムは,歴史的な町並みや博物館が魅力です。
特に「セーラム魔女博物館:Salem Witch Museum」や歴史的な建物が見どころです。
「ロックポート:Rockport」
小さな漁村で,美しい港とアートギャラリーが集まっています。
モチーフNo.1と呼ばれる赤い小屋は,多くの画家が描いてきた象徴的な風景です。
もちろん,「ボストン:Boston」にも,数多くの魅力的なところがあると思いますが,それは,町の紹介ページのときに,詳しくしたいと思っています。
続いて,マサチューセッツ州のオール・アメリカン・ロードを紹介します。
バトルロード・シーニック・バイウェイ:The Battle Road Scenic Byway(マサチューセッツ州)
「バトルロード・シーニック・バイウェイ:The Battle Road Scenic Byway」は,マサチューセッツ州の歴史的なルートで,アメリカ独立戦争の始まりを記念するエリアを走っています。
このルートは,「リビア:Revere」から「コンコード:Concord」まで約24kmの長さがあり,オール・アメリカン・ロードに指定されています。
また,「ミニットマン国立歴史公園:Minute Man National Historical Park」を含む重要な歴史的名所をつないでいる道路としても名が知られています。
「レキシントン・グリーン:Lexington Green」
1775年4月19日,アメリカ独立戦争の最初の銃声が響いた場所です。
「世界の銃声が聞こえた場所」として知られています。
記念碑や自由の鐘を見ることができ,ガイド付きツアーも利用可能です。
「コンコード:Concord」
「北橋:North Bridge」は,コンコード川にかかる橋で,イギリス軍とアメリカ植民地兵が最初に本格的な戦闘を行った場所です。
記念碑や「Minute Man」像が立っています。
「オールド・ノース・ブリッジ地区:Old North Bridge Area」は,静かな自然の中に広がるエリアで,戦場跡を歩きながら独立戦争時の雰囲気を感じられるスポットです。
「ミニットマン国立歴史公園:Minute Man National Historical Park」
「Battle Road Trail」は,歩行者やサイクリストに人気の約8kmのトレイルです。
歴史的な戦闘の舞台となった地域を通り,保存された農家や石壁なども見られます。
「Hartwell Tavern」は,18世紀のタバーン(居酒屋)を再現した建物で,当時の生活様式を知ることができます。
「ウォルデン・ポンド:Walden Pond」
コンコード近郊にある自然公園で,作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローの小屋があった場所として有名です。
戦闘とは直接関係ありませんが,この地域の文化的背景を深く知ることができます。
各エリアにはビジターセンターがあり,戦闘の詳細や当時の生活について展示があります。
特に,ミニットマン・ビジターセンターでは,独立戦争に関する映画を楽しめます。
ボストンから車で約30分の距離にあり,マサチューセッツ州の他の観光地ともアクセスが良好です。
また,ボストンからコンコードへは,MBTAの通勤列車を利用できます。
そこからタクシーやレンタルバイクを使うのも良いと思います。
続いて,マサチューセッツ州のナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。
コネチカット・リバー・バイウェイ:Connecticut River Byway(マサチューセッツ州,バーモント州,ニューハンプシャー州)
「コネチカット・リバー・バイウェイ:Connecticut River Byway」は,ニューイングランド地方を代表するナショナル・シーニック・バイウェイです。
コネチカット川沿いを走り,バーモント州,ニューハンプシャー州,マサチューセッツ州を通ります。
特に,マサチューセッツ州のエリアでは,川沿いの美しい風景と歴史的・文化的な名所を楽しむことができます。
コネチカット・リバー・バイウェイのマサチューセッツ州のところの主な見どころを紹介します。
「ノースフィールド:Northfield」
「ノースフィールド・マウント・ハーモン:Northfield Mount Hermon School」という歴史ある寄宿学校のキャンパスがあります。
小さな町の丘からは,コネチカット川の曲線美と周囲の森林が一望できます。
「グリーンフィールド:Greenfield」
「ポエット・シート・タワー:Poet’s Seat Tower」は,グリーンフィールドのランドマークで,タワーからの眺めは絶景です。
秋には紅葉が見事です。
グリーンフィールドの歴史地区には,19世紀の建物が立ち並び,散策やショッピングが楽しめます。
「ディアフィールド:Deerfield」
「オールドディアフィールド村:Historic Deerfield」は,18世紀から残る歴史的な村で,保存された建物や博物館が点在しています。
独立戦争や植民地時代の生活を学べます。
「ヤンキーキャンドル・フラッグシップストア:Yankee Candle Village」は,人気のキャンドルメーカーの本拠地です。
ショッピングと体験型アトラクションが楽しめます。
「ハドリー:Hadley」
ハドリー農場地帯は,コネチカット川流域の肥沃な土地で,新鮮な地元産の農産物を購入できます。
特に,春のアスパラガスが有名です。
シルヴァーベルズは歴史的な木々が並ぶエリアで,写真撮影にぴったりのスポットです。
「ノーサンプトン:Northampton」
「スミス・カレッジ:Smith College」は,美しい植物園やアートミュージアムを持つ名門大学です。
季節ごとに咲く花が楽しめます。
ダウンタウン・ノーサンプトンは,アートギャラリー,ブティック,地元レストランが立ち並ぶ活気あるエリアです。
モホーク・トレイル・シーニック・バイウェイ:Mohawk Trail Scenic Byway(マサチューセッツ州)
「モホーク・トレイル・シーニック・バイウェイ:Mohawk Trail Scenic Byway」は,マサチューセッツ州を通る歴史的なナショナル・シーニック・バイウェイです。
このバイウェイは,ニューイングランド地方で最も美しいルートの1つとされ,特に秋の紅葉シーズンには観光客に人気があります。
マサチューセッツ州の西部にあり,全長約101キロです。
主な通過都市には,「ノースアダムス:North Adams」「シェルバーンフォールズ:Shelburne Falls」「グリーンフィールド:Greenfield」があります。
モホーク・トレイルは,バークシャー山脈やコネチカット川渓谷を横断し,川や滝,森が広がる自然景観を楽しめます。
特に,秋は紅葉が見事で,燃えるような赤や黄色の木々が道路を彩ります。
また,このトレイルは,元々ネイティブアメリカンが交易路として使用していた道で,ヨーロッパ人入植後も重要な交易路として機能しました。
そのため,道中には歴史的なランドマークや博物館が点在しています。
主な観光スポットを紹介します。
「シェルバーンフォールズの橋の花園:Bridge of Flowers」
鉄道橋を利用した花園で,春から秋にかけて多種多様な花が咲き誇ります。
「ホクノムタストック山展望台:Mount Greylock State Reservation」
マサチューセッツ州で最も高い山で,頂上からのパノラマビューが魅力です。
「モホーク・パーク:Mohawk Park」
トレイル沿いにある小さな公園で,家族連れに人気です。
モホーク・トレイル・シーニック・バイウェイは,ボストンやニューヨークから車で約2~3時間の距離にあり,日帰りでも訪れることができます。
オールド・キングス・ハイウェイ:Old King’s Highway(マサチューセッツ州)
「オールド・キングス・ハイウェイ:Old King’s Highway(Route 6A)」 は,マサチューセッツ州のケープコッドを通る歴史的で美しいルートです。
この道路は,ケープコッド半島の北側を走り,アメリカで最も魅力的なナショナル・シーニック・バイウェイの一つとして知られています。
全長,約100キロで,「サンドイッチ:Sandwich」,「バーナスタブル:Barnstable」,「ヤーマス:Yarmouth」,「デニス:Dennis」,「ブリュースター :Brewster」の都市を通ります。
オールド・キングス・ハイウェイは,1600年代にイギリスからの入植者が使用した古い道を基盤にしています。
沿道には,18世紀から19世紀に建てられた歴史的な家屋や教会が点在し,ニューイングランドの歴史を感じられます。
一部地域は,国家歴史登録財にも指定されています。
また,ケープコッド湾の眺めや湿地,森林,砂丘といった多様な自然環境を楽しむことができます。
特に,夕暮れ時の景色はロマンチックで,写真愛好家に人気です。
観光スポットを紹介します。
「ヘリテージ博物館と庭園:Heritage Museums & Gardens」
サンドイッチに位置し,美しい庭園とアメリカの歴史に関する展示を楽しめます。
「ケープコッド自然史博物館:Cape Cod Museum of Natural History」
ブリュースターにある家族連れにおすすめの博物館です。
道沿いに点在する風車や灯台は,ケープコッドの象徴的な風景を楽しむことができます。
沿道には,アンティークショップ,アートギャラリー,工芸品店が並び,地元のアーティストが作るユニークな作品に出会えます。
地元のレストランやベーカリーでは,新鮮なシーフードやケープコッドならではの料理を堪能できます。
これで,マサチューセッツ州のロードトリップの紹介を終わります。
続いて,インディアナ州のロードトリップを紹介します。
インディアナ州のロードトリップ
インディアナ州には,指定されたオール・アメリカン・ロードが,1つあります。
また,指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは,3つあります。
まずは,オール・アメリカン・ロードから紹介します。
ヒストリック・ナショナル・ロード:Historic National Road(インディアナ州,イリノイ州,オハイオ州,ウェストヴァージニア州,ペンシルベニア州)
「ヒストリック・ナショナル・ロード:Historic National Road」は,アメリカの歴史において重要な役割を果たした道路で,アメリカ初の連邦政府によって計画・建設された幹線道路です。
この道は,アメリカの西への拡大と移住において重要なルートとなりました。
インディアナ州を含むこのルートは,当時のアメリカの発展を象徴する歴史的な遺産であり,今日では「アメリカの母なる道路:The Road That Built The Nation」とも呼ばれていて,オール・アメリカン・ロードに指定されています。
道の東端は,メリーランド州カンバーランドから始まり,オハイオ,インディアナ,そしてイリノイへと西に向かって伸びていきました。
インディアナ州のエリアは,州の東西を結び,州都インディアナポリスを通る重要な区間です。
このエリアには,歴史的建造物や文化的名所が点在し,旅行者にとって魅力的なスポットが多くあります。
インディアナ州のの見どころを紹介します。
「リッチモンド:Richmond」
インディアナ州の東端に位置し,オハイオ州との州境近くの町です。
道路沿いに歴史的建築が多く残っています。
「オールド・ナショナル・ロード・ウェルカムセンター: Old National Road Welcome Center」は,道路の歴史や地元の観光情報を提供しています。
「アントーク・アリーロウ:Antique Alley Row」は,古物愛好家に人気のアンティークショップ街です。
「ナイトスタウン:Knightstown」
小さな歴史的町で,古き良きアメリカの雰囲気を体験できます。
フープスファン博物館は,映画「Hoosiers」(邦題:「勝利への旅」)の撮影地として有名です。
かつて,↓このページでも紹介しています。↓
ナショナル・ロード・プランクス・ファクトリーは,当時の道路建設に使用された木材の加工施設跡です。
「グリーンフィールド:Greenfield」
詩人「ジェームズ・ホイットコム・ライリー:James Whitcomb Riley」の生誕地として知られる文化的な町です。
「ライリー・ボーイズフッド・ホーム&ミュージアム」は,アメリカ文学における彼の功績を記念する博物館です。
「Historic Downtown Greenfield」は,魅力的なショップやカフェが並ぶエリアです。
「インディアナポリス:Indianapolis」
「マサチューセッツ・アベニュー地区」は,魅力的なショップ,ギャラリー,レストランが集まるところです。
「インディアナ州立博物館」は,州の歴史や文化について学べるところです。
「White River State Park」は,都市部のオアシスとしての人気スポットです。
「テレホート:Terre Haute」
インディアナ州の西端に位置し,イリノイ州との州境近くの町です。
「キャンドルス・ホロコースト博物館」は,ホロコースト生存者の証言を展示しています。
「Historic Districts」は,古いレンガ造りの建物やヴィンテージショップが楽しめます。
次に,ナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。
インディアナズ・ヒストリック・パスウェイズ:Indiana’s Historic Pathways(インディアナ州)
「インディアナズ・ヒストリック・パスウェイズ:Indiana’s Historic Pathways」は,インディアナ州南部を走る歴史的なナショナル・シーニック・バイウェイです。
この道は,アメリカの開拓時代から現代に至るまで,人や物資,アイデアが行き交う重要なルートとして機能してきました。
インディアナズ・ヒストリック・パスウェイズは,「US Route 50」と「Old Vincennes Trace」の2つのルートで構成されています。
「US Route 50」は,アメリカ横断道路の一部で,東はメリーランド州の「オーシャンシティ」から,西はカリフォルニア州の「サクラメント」まで続きます。
インディアナ州では,ビンセンズやセイラムなど歴史的に重要な町を通ります。
「Old Vincennes Trace」は,もともとネイティブ・アメリカンの交易路であり,後にヨーロッパ系の移民や開拓者たちが利用しました。
インディアナ州の南西部の町「ビンセンズ:Vincennes」から南東部の「スイス郡:Switzerland County」まで伸びています。
かつて,インディアナ州の州都だった「コリドン:Corydon」や現在の州都である「インディアナポリス:Indianapolis」に通じる重要な道としても知られています。
また,この地域は西部開拓時代の玄関口として,オハイオ川を介した物資の輸送や人々の移動の中心地となり,アメリカ中西部の発展に貢献しました。
主な観光スポットを紹介します。
「コリドン州立史跡:Corydon Capitol State Historic Site」
インディアナ州最初の州都であり,州の歴史にとって重要な場所です。
「ジョージ・ロジャース・クラーク記念碑:George Rogers Clark National Historical Park」
アメリカ独立戦争の英雄を記念するビンセンズの名所です。
「セイラム:Salem」
19世紀の建築物が多く残るチャーミングな町です。
オハイオ・リバー・シーニック・バイウェイ:Ohio River Scenic Byway(インディアナ州,イリノイ州,オハイオ州)
「オハイオ・リバー・シーニック・バイウェイ:Ohio River Scenic Byway」は,オハイオ川沿いに広がる美しい景観を楽しむことができる観光ルートで,アメリカ中東部のイリノイ州,インディアナ州,オハイオ州の3州にまたがり,約1,556キロにわたって続いています。
オハイオ川沿いの自然,歴史的な町並み,文化的なスポットを巡り,訪れる人に豊かな自然の美しさと,川とともに発展してきた地域の歴史を感じさせるナショナル・シーニック・バイウェイです。
このバイウェイは,オハイオ川の美しい景観とアメリカの歴史と文化を楽しむことができるドライブコースとして知られています。
このバイウェイの特徴は,雄大な川の景色を楽しめることはもちろん,沿道に点在する歴史的な町や史跡,博物館,文化施設などです。
19世紀,オハイオ川は「アメリカの動脈」とも呼ばれ,多くの物資や人々が移動し,アメリカ合衆国の西部開拓や経済発展を支えました。
インディアナ州では,州の南端を横断する形で,西の「ポージー郡:Posey County」の「マウントバーノン:Mount Vernon」から東の「スイス郡:Switzerland County」の「ヴェヴィ:Vevay」まで伸びています。
インディアナ州の区間は,オハイオ川沿いの歴史的な町,自然豊かな景色,文化的な名所を楽しむことができる魅力的なルートです。
主な観光地です。
「ニューバーグ:Newburgh」
歴史的な川沿いの町で,アンティークショップやレストランが並びます。
オハイオ川を望むリバーウォークが人気です。
「コリドン:Corydon」
インディアナ州の最初の州都で,アメリカ南北戦争中の戦闘地としても知られています。
インディアナ州で唯一の南北戦争の戦場である「バトル・オブ・コリドン」の史跡を見学できます。
コリドン州立史跡を訪れることで,州の歴史に触れることができます。
「マディソン:Madison」
インディアナ州で最も保存状態の良い歴史地区を持つ町で,全米歴史登録財にも指定されています。
風光明媚な川沿いの町並みや観光イベントが豊富です。
「クライスト・オブ・ザ・オハイオ」は,マディソン付近の川沿いに位置する巨大なキリスト像です。
静かな場所で瞑想や散策に適しています。
「ヴェヴィ:Vevay」
スイス移民が開拓した町で,アメリカ初のワイン生産地の1つとして知られています。
現在も,ワインフェスティバルが開催され,多くの観光客を魅了します。
「クラーク州立森林公園:Clark State Forest」では,川沿いの森で,ハイキングやキャンプが楽しめます。
道路の多くの区間は,川沿いの崖や丘からオハイオ川を一望できる場所が点在しています。
自転車専用レーンも整備されているエリアがあります。
特に,夕日の時間帯は絶景です。
ホワイトウォーター・キャナル・シーニック・バイウェイ:Whitewater Canal Scenic Byway(インディアナ州)
「ホワイトウォーター・キャナル・シーニック・バイウェイ:Whitewater Canal Scenic Byway」は,インディアナ州東部を走る美しいナショナル・シーニック・バイウェイです。
このバイウェイは,19世紀に建設された「ホワイトウォーター運河:Whitewater Canal」を中心に,地域の歴史的,文化的,自然的な魅力を体験できるコースとして整備されています。
全長約163kmにわたり,インディアナ州とオハイオ州を結ぶこのルートは,アメリカの交通史と地域の発展を象徴する重要な遺産です。
ホワイトウォーター運河は,1836年,インディアナ州の「ママ・インディアナ計画:Mammoth Internal Improvement Act)」計画の一環として,オハイオ川とインディアナ州中部を結ぶ輸送路として建設されました。
この運河は,インディアナ州南部の農産物や製品を効率的に輸送するために重要な役割を果たしました。
しかし,鉄道の普及により運河の役割は次第に減少しました。
現在,運河の一部は修復され,観光地として活用されています。
運河の歴史を学べる博物館や運河ボート体験が楽しめます。
主な町を紹介します。
「ローレル:Laurel」
小さな町ながらも歴史的建造物が点在し,運河の重要性を物語る場所です。
「メトアモラ:Metamora」
インディアナ州で最も保存状態の良い運河の町です。
運河ボートライドや水車小屋が観光のハイライトです。
「ブルックヴィル:Brookville」
美しいブルックヴィル湖と歴史的な町並みが魅力です。
自然と文化の両方を楽しめます。
次に,主な見どころを紹介します。
「メトアモラ運河の村:Metamora Canal Town」
19世紀の運河の雰囲気を残す観光スポットで,季節ごとのイベントやマーケットが開催されています。
稼働中の水車が有名で,小麦粉を購入することもできます。
「ホワイトウォーター州立公園:Whitewater State Park」
湖や森林でアウトドアアクティビティが楽しめるスポットです。
キャンプやハイキングに最適です。
「ブルックヴィル湖:Brookville Lake」
湖の周囲でボート,釣り,水泳などが楽しめます。
湖を囲む美しい景観も人気です。
これで,インディアナ州のロードトリップの紹介を終わります。
今回はここまでです。
次回もロードトリップの紹介です。
テネシー州のロードトリップです。
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