アメリカの博物館32選!【アメリカ自然史博物館】 mohamoha78

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今回からは,アメリカの博物館を紹介します。

自分の退職後の長期アメリカ旅行にて訪れるべき施設探しという調査を含め,現在,人気のある博物館を32に絞って紹介します。

前回,【アメリカの美術館32選】を紹介したのですが,アメリカにある美術館を掌握するのは比較的楽に調べることができました。

しかし,博物館を掌握するのは簡単ではありません。

どこまでを博物館と言ってよいのかを考えると,それこそアメリカにある博物館は星の数ほどあると推測できます。

博物館と言っても,どこまでを対象とするのかをまず決める必要がありました。

対象とする博物館

まずは,博物館の定義を調べると,簡単に言うと「ものを資料として扱う場所」でした。

「古今東西の自然物・生産物・歴史資料・美術作品などを収集し、系統的に並べて多くの人々に見せる場所」

この定義で言えば,博物館の中には美術館も含まれます。

英語では,博物館も美術館も「ミュージアム」ですよね。

「博物館法」では,博物館を次のように定義しているようです。

①歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関係する資料を集めて保管する施設。
②教育的な配慮のもとに保管したものを展示し,一般の人々に鑑賞して貰う施設。
③一般の人々の芸術的な領域を高め,心を豊かにするための文化的サービスを行いながら研究を進める施設。

さらに詳しく言うと,博物館の中には,水族館,動物園,植物園も含まれます。

博物館に関するこれらの情報を鑑みると,冒頭で言った「アメリカにある博物館は星の数ほどある」というのもあながち嘘にはならないと思います。

ここで紹介する博物館の対象を次のように決めました。

○歴史にちなんだ施設

○観光名所にある施設

○「もの」を収集した施設

既に紹介している美術館はもちろん,動物園,水族館,植物園の類は含めないことにします。

アメリカの博物館ランキング

「星の数ほど」あるアメリカの博物館32施設を選び,ランキングにしました。

美術館をランキングしたように,選び方は「アメリカの博物館ランキング」をしているサイトを調べ,順位に応じて数値化し,ランキングするというものです。

しかし,美術館の選んだ時には16のサイトがありましたが,博物館限定のサイトは5つしかなく,また,その5つのサイトには美術館などの対象としない博物館も含まれていました。

そのため,5つのサイトからランキングを拝借し,点数化して再度ランキングをして,最後に私の主観で順位を決めざるを得ませんでした。

よって,このランキングは博物館の優劣を決定するものではなく,個人の印象や思い入れ,そして私の主観によって決定したものです。

1位 アメリカ自然史博物館:American Museum of Natural History <New York,NY>

2位 スミソニアン国立航空宇宙博物館:Smithsonian National Air and Space Museum <Washington D.C.>

3位 スミソニアン国立自然史博物館:Smithsonian National Museum of Natural History <Washington D.C.>

4位 自由の女神博物館:Statue of Liberty Museum <New York,NY>

5位 マウント・ラッシュモア国立記念公園:Mount Rushmore National Memorial <Keystone,SD>

6位 アルカトラズ島:Alcatraz Island <San Francisco,CA>

7位 ナショナル・セプテンバー11・メモリアル & ミュージアム:National September 11 Memorial & Museum <New York,NY>

8位 ケネディ宇宙センター:John F. Kennedy Space Center <Orlando,FL>

9位 ニューヨーク公共図書館本館:New York Public Library Main Branch <New York,NY>

10位 リンカーン記念館:Lincoln Memorial <Washington D.C.>

11位 ヒューストン宇宙センター:Space Center Houston <Houston,TX>

12位 カリフォルニア・サイエンスセンター:California Science Center <Los Angeles,CA>

13位 ジェファーソン・ナショナル・エクスパンション・メモリアル:Jefferson National Expansion Memorial <St. Louis,MO>

14位 独立記念館:Independence Hall <Philadelphia,PA>

15位 ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館:The Walt Disney Family Museum <San Francisco,CA>

16位 ボーイング・フューチャー・オブ・フライト (ボーイング工場見学):Boeing Future of Flight <Mukilteo,WA>

17位 タイタニック・ミュージアム・アトラクション:Titanic Museum Attraction <Pigeon Forge,TN>

18位 ワールド・オブ・コカコーラ:World of Coca-Cola <Atlanta,GA>

19位 シックス・フロア・ミュージアム:The Sixth Floor Museum <Dallas,TX>

20位 アーネスト・ヘミングウェイ博物館:the Ernest Hemingway Home & Museum <Key West,FL>

21位 アリゾナ・ソノラ砂漠博物館:Arizona-Sonora Desert Museum <Tucson,AZ>

22位 ピーターソン自動車博物館:Petersen Automotive Museum <Los Angeles,CA>

23位 ロックの殿堂:Rock and Roll Hall of Fame <Cleveland,OH>

24位 ハーレー・ダビッドソン博物館:Harley-Davidson Museum <Milwaukee,WI>

25位 グラミー博物館:Grammy Museum <Los Angeles,CA>

26位 ハリウッド・ミュージアム:The Hollywood Museum <Los Angeles,CA>

27位 ボルチモア海洋博物館:Historic Ships in Baltimore <Baltimore,MD>

28位 ビルトモア・エステイト:Biltmore Estate <Asheville,NC>

29位 ルイビル・スラッガー・ミュージアム:Louisville Slugger Museum & Factory <Louisville,KY>

30位 ハンティントン:The Huntington Library,Art Museum,and Botanical Gardens <Los Angeles,CA>

31位 ミッドウェイ博物館:USS Midway Museum <San Diego,CA>

32位 エクスプロラトリアム科学館:Exploratorium <San Francisco,CA>

32選には残りませんでしたが,最終まで残った施設も紹介します。

・イースタン州立刑務所:Eastern State Penitentiary <Philadelphia,PA>

・レターマン・デジタル・アーツセンター:Letterman Digital Arts Center <San Francisco,CA>

・ボストン茶会事件の船と博物館:Boston Tea Party Ships and Museum <Boston,MA>

・マダムタッソーろう人形館:Madame Tussauds Hollywood <Los Angeles,CA>

・国立公民権博物館:National Civil Rights Museum <Memphis,TN>

・アラモ伝道所:Mission San Antonio de Valero <San Antonio,TX>

・ヘンリー・フォード博物館とグリーンフィールド・ヴィレッジ:Henry Ford Museum and Greenfield Village <Dearborn, MI>

・国立第二次世界大戦博物館:The National WWII Museum <New Orleans,LA>

上記のランキングした博物館を何回かに分けて紹介していきたいと思います。

これまでの美術館を紹介する際には,私の専門分野ということもあり,作家や作品のミニ解説をつけていましたが,今回の博物館の紹介ではネット等で調べたことを多少紹介するのみとなりそうです。

最初に紹介する博物館は,ランキングで1位になったところです。

アメリカ自然史博物館:American Museum of Natural History(ニューヨーク州ニューヨーク市)

American Museum of Natural History photo by Can Pac Swire on Flickr(Noncommercial use allowed)

アメリカ自然史博物館は,ニューヨーク市マンハッタン・セントラルパークの西側にあり,セントラルパークを挟んだ反対側にはメトロポリタン美術館があります。

1869年に設立され,1877年に開館されました。

開館後も次々と新しい建物が建てられどんどん大きくなっています。

創設者の一人には第26代セオドア・ルーズベルト大統領の父がおり,大統領本人も博物館のコレクションに大きく貢献されていることから,正面玄関には,大統領とネイティブアメリカン,アフリカ系アメリカ人の銅像がありました。

2019 Teddy Theodore Roosevelt Statue American Museum of Natural History Teddy Theodore Roosevelt on horse back statue in front of American Museum of Natural History at 79th Street and Central Park West in New York City Statue of President sculpture – African American Native Indian NYC 12/08/2019 Green Bronze cowboy photo by Brecht Bug on Flickr(Noncommercial use allowed)

「ありました。」と書いたのは,現在は撤去されたからです。

セオドア・ルーズベルト元大統領が馬に乗って,ネイティブアメリカン,アフリカ系アメリカ人を従えた構図は,以前より植民地主義や人種差別の象徴だとして批判を受けていました。

2020年に博物館は,ニューヨーク市や元大統領の子孫と協議したうえで,撤去することを決めていました。

そして,2022年1月に銅像は撤去されました。

当面は中西部ノースダコタ州にある元大統領の記念図書館に貸し出されるということです。

アメリカ自然史博物館は自然科学を扱う博物館であり,自然史研究において大きな貢献をしてきた研究機関です。

例えば,T-Rex(ティラノサウルス)の化石を初めて発見したのはこの博物館の研究員であり,「ティラノサウルス・レックス」と名付けたのもこの博物館の館長です。

それでは,アメリカ自然史博物館の見どころを紹介します。

見どころ① アロサウルス,バロサウルスの骨格標本(レプリカ)

正面入り口を入ると,すぐにこの博物館の見どころの一つを目にします。

アロサウルスとバロサウルスの骨格標本です。

American Museum of Natural History, AMNH, Manhattan, New York, New York City, United States of America photo by bryan… on Flickr(Noncommercial use allowed)

画像の向かって左側の小さい方が肉食恐竜のアロサウルスです。

右側が世界最大の高さ,全長23~27mあったとされる草食恐竜のバロサウルスです。

草食恐竜のバロサウルスの真横には,はるかに小さい子どものバロサウルスがいます。

この展示は,バロサウルスがアロサウルスから子どもを守っているシーンを表現しているそうです。

Dinosaur at the American Museum of Natural History photo by Don DeBold on Flickr(Noncommercial use allowed)

(画像のキャプチャーは「Dinosaur」になっていますが,「Allosaurus」の間違いだと思われます。)

この様に見ると,恐竜としては小さめのアロサウルスでもとても迫力があります。

実際に,アロサウルスは自分より何倍も大きい相手にも立ち向かう恐竜だったそうです。

入口のホールにあるこの恐竜の骨格標本はレプリカで,本物は本館の4Fにあります。

見どころ② ティラノサウルス・レックスの骨格標本

アメリカ自然史博物館の見学コースのセオリーは,最上階の4Fからが定番なのだそうです。

なぜかと言うと,アメリカ自然史博物館の一番の目玉は恐竜の骨格標本であり,その骨格標本は4Fに所狭しと展示されているからです。

中でも人気を集めているのが,やはり,恐竜の王様であるティラノサウルスです。

New York City USA – American Museum of Natural History – Tyrannosaurus Rex photo by Daniel Mennerich on Flickr(Noncommercial use allowed)

ティラノサウルスのこの画像ですが,このポーズを見てピンとくる方がきっと大勢いると思います。

アメリカ自然史博物館が舞台となっている映画「ナイト・ミュージアム」では,この恐竜が,夜,動き出すのでした。

映画「ナイトミュージアム:Night At The Museum」のユーチューブCMを埋め込んでおきます。

他にも,個人的には幼少のころから図鑑の絵を見て名前を覚えた「ステゴサウルス」「トリケラトプス」なども興味があります。

New York City USA – American Museum of Natural History – David H. Koch Dinosaur Wing – Triceratops horridus photo by Daniel Mennerich on Flickr(Noncommercial use allowed)

見どころ③ ティタノサウルスの骨格標本(レプリカ)

そして,同じく4Fにある「オリエンテーションセンター:Miriam and Ira D. Wallach Orientation Center」には,今までに発見された中で最も大きな恐竜「ティタノサウルス:Titano Saur」の骨格標本のレプリカがあります。

Titanosaur at the American Museum of Natural History photo by Garrett Ziegler on Flickr(Noncommercial use allowed)

頭だけ部屋から飛び出す展示の仕方が素敵です。

本物の方は,アルゼンチンのパタゴニアで発掘されたそうです。

このオリエンテーションセンターは,恐竜の骨格標本と同じ4Fにあり,恐竜の家系図や紹介ビデオが流れているそうです。

この4Fには約600の恐竜の骨格標本があり,その85%は本物です。(アメリカ自然史博物館HPより)

このティタノサウルスのユーチューブ紹介動画も埋め込んでおきます。

以上のようにアメリカ自然史博物館は,恐竜好きの人にとっては生涯に一度は訪れたい博物館だと思います。

見どころ④ プラネタリウム・スペース・ショー

アメリカ自然史博物館の目玉のもう一つは,プラネタリウムの上映です。

それはまるでディズニーランドのアトラクションのように,入場から上映が終わるまで夢の世界に浸れる時間です。

チケットを購入するときに,一緒に予約をするのが良いようで,上映時間は約25分です。

ショーの内容は時期により変わるようです。

Rose Center for Earth and Space photo by ajay_suresh on Flickr(Noncommercial use allowed)

プラネタリウムは「ヘイデン・プラネタリウム:Hayden Planetarium」と言って,「地球宇宙ローズセンター:Rose Center for Earth and Space」にあります。

地球宇宙ローズセンターはアメリカ自然史博物館の北側にあり,ヘイデン・プラネタリウムは,アメリカ自然史博物館が管轄する公設のプラネタリウムなのだそうです。

地球宇宙ローズセンターには,他にも「Dorothy & Lewis B. Cullman Hall of the Universe」「Harriet & Robert Heilbrunn Cosmic Pathway」「Scales of the Universe」などがあり,宇宙全般の学習ができます。

見どころ⑤ 世界最大級の隕石 ウィラメット隕石・アーニートゥ隕石

地球宇宙ローズセンターの「Dorothy & Lewis B. Cullman Hall of the Universe」には,世界最大級の隕石が展示されています。

「ウィラメット隕石:Willamette Meteorite」です。

Willamette Meteorite photo by Ted on Flickr(Noncommercial use allowed)

ウィラメット隕石の特徴を箇条書きで紹介します。

・アメリカ合衆国で発見された最大の隕石で,世界では9番目の大きさ

・鉄とニッケルの隕石(地球上で発見された約25,000個の隕石のうち,鉄でできているのは約600個だけ)

・オレゴン州で発見された(発見地の近くにクレーターが見られないことから,カナダに落下した後,氷河の力で運ばれたと考えられている)

・発見者は自分の敷地外で見つけ,自分の敷地内に移動させたことから訴えられた(所有者は元の敷地にあった会社になり,その会社から個人に売られ,その個人がアメリカ自然史博物館に寄贈)

・ネイティブ・アメリカンのチヌーク族はこの石を崇拝の対象としていた。

次に「Arthur Ross Hall of Meteorites」にある「アーニートゥ隕石:Ahnighito Meteorite」を紹介します。

Ahnighito Meteorite @ American Museum of Natural History photo by Nuno Cardoso on Flickr(Noncommercial use allowed)

アーニートゥ隕石の特徴です。

・グリーンランドで発見された

・世界で3番目の大きさ(移動した隕石の中では世界最大)

・「アーニートゥ」は発見者の娘の名前から

・グリーンランドからニューヨークに移送され,ニューヨークの埠頭で7年間放置後,アメリカ自然史博物館が購入

・展示している隕石の下には鉄の支柱があり,その支柱は博物館の地下にある岩盤まで延びている

見どころ⑥ シロナガスクジラの実物大模型

‘Hanging by a Thread’, United States, New York, New York City, American Museum of Natural History これは,photo by Chris Ford on Flickr(Noncommercial use allowed)

これは,「見どころ」と言うよりも,「寝どころ」と言った方が良いかもしれません。

1Fに「生物の多様性:Hall of Biodiversity」があり,様々な生物がディスプレイされています。

その奥に「ミルスタイン海洋生物ホール:The Milstein Hall of Ocean」があり,そのホールにはシロナガスクジラの巨大レプリカが吊るされています。

もちろん,このクジラ自体とても迫力がありますが,このホールの名前が知れ渡っているのはクジラだけのことではありません。

このホールでは,毎年恒例のお泊り会イベントが開催されています。

子ども対象のものもあれば,大人対象のものもあります。

夜の博物館を楽しむチャンスでもあり,このクジラの下で一晩中横になってクジラを見上げるチャンスでもあります。

画像をよく見ると,何人か寝袋に入って横になっているのが分かります。

見どころ⑦ 世界で2番目の大きさのスターサファイア Star of India

The Star of India Taken at the American Museum of Natural History, New York. photo by Neil R on Flickr(Noncommercial use allowed)

1Fの「ミニョーネ宝石鉱物ホール:Allison and Roberto Mignone Halls of Gems and Minerals」には,宝石や鉱物が展示されています。

中でも画像のものが「インドの星:Star of India」と呼ばれる世界で2番目に大きいスターサファイアです。

ゴルフボールぐらいの大きさらしいのですが,画像ではその美しさは分からないため,現地を訪れ,その美しさをこの目で確かめたいと思います。

六条の星の形のような星彩線が入っているサファイアを「スターサファイア」と呼ぶのだそうですが,このサファイアは1900年にモルガン財団から寄贈されたそうで,「インドの星」と呼ばれています。

しかし,インド原産なのかと思いきや,原産国はスリランカなのだとか。

見つかった当時,スリランカはまだインドの属国だったからでした。

なんと,この宝石は1964年に一度盗まれています。

他の22の宝石と共に盗まれたのですが,25000ドルと引き換えに博物館に戻ってきました。

その際,マイアミのバス停のコインロッカーにあったそうです。

インドの星は無事戻ってきましたが,まだ戻って来ていない行方不明の宝石もあるそうです。

その他の見どころ

アメリカ自然史博物館には,他にもいろいろな見どころがあります。

世界各地の民族や文化の展示があり,「太平洋の文化スペース:Hall of Pacific Peoples」にはイースター島のモアイがあります。

また,世界各地の哺乳類動物の展示もあります。

猿人から人類の進化の展示もあります。

などなど,ここに紹介していないものがたくさんあると想像できます。

これで,アメリカ自然史博物館の紹介を終わります。

アメリカ自然史博物館公式HP

地球宇宙ローズセンター公式HP

今回のページで参考にしたHPは以下の通りです。

アメリカ自然史博物館(ウィキペディア)

Petite New York

Petite New York

今回から始める「アメリカの博物館32選!」ですが,1回目の今回は独自ランキング1位の「アメリカ自然史博物館」を紹介しましたが,次回に何を紹介するかはまだ決めておりません。

ランキングの順位通りに紹介するか,美術館を紹介したときと同じように地区ごとにいくつかまとめて紹介するかになると思います。

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