「アメリカの景観が美しい道路32選!」の第7弾です。
この「ロードトリップ」のカテゴリーのページでは,オリジナル・ランキングで32選した「景観が美しい道路」と「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」を紹介します。
第7弾の今回は,ノースカロライナ州とミシガン州の道路を紹介します。
「アメリカの景観が美しい道路32選!」とは,ネットの10のサイトと10のユーチューブの計20で紹介されていた道路を数え,ランキングにしたものです。
ランキングを見たい場合は,↓ここ↓を見てください。
アメリカの景観が美しい道路32選!【ナショナル・シーニック・バイウェイ】【オール・アメリカン・ロード】【オリジナル・ランキング発表】mohamoha147
また,「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」は,アメリカの「シーニックバイウェイ法」で選ばれた道路のことです。
「景観性」「歴史性」「自然性」「文化性」「レクレーション性」「考古学性」の6項目のうち1項目に該当するものを「ナショナル・シーニックバイウェイ:National Scenic Byway」,2項目以上に該当するものを「オール・アメリカンロード:All American Road」と指定しています。
それでは,ノースカロライナ州から紹介していきます。
- ノースカロライナ州のロードトリップ
- ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway(ノースカロライナ州,ヴァージニア州)
- アウターバンクス・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Outer Banks National Scenic Byway(ノースカロライナ州)
- ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway(ノースカロライナ州)
- ニューファウンドギャップ・ロード・バイウェイ:Newfound Gap Road Byway(ノースカロライナ州,テネシー州)
- チェロハラ・スカイウェイ:Cherohala Skyway(ノースカロライナ州,テネシー州)
- フォレスト・ヘリテージ・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Forest Heritage National Scenic Byway(ノースカロライナ州)
- アウターバンクス・シーニック・バイウェイ:Outer Banks Scenic Byway(ノースカロライナ州)
- ミシガン州のロードトリップ
- ミシガン・トンネル・オブ・ツリーズ:Michigan Tunnel of Trees(ミシガン州)
- ウッドワード・アベニュー・M1,オートモーティブ・ヘリテージ・トレイル:Woodward Avenue M-1 – Automotive Heritage Trail(ミシガン州)
- カッパー・カントリー・トレイル:Copper Country Trail(ミシガン州)
- リバー・ロード・シーニック・バイウェイ:River Road Scenic Byway(ミシガン州)
ノースカロライナ州のロードトリップ
ノースカロライナ州には,オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が,2つあります。
また,指定されたオール・アメリカン・ロードが,2つあります。
指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは,3つあります。
これらの中には,重複しているものもあります。
まずは,オリジナルランキングにて選ばれた,景観が美しい道路を紹介します。
ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway(ノースカロライナ州,ヴァージニア州)
「ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway」は,バージニア州からノースカロライナ州にかけてのびる全長約755キロメートルの観光道路です。
オリジナル・ランキングの「アメリカの景観が美しい道路32選!」では,栄えある第1位でした。
ブルーリッジ・パークウェイは,アパラチア山脈の一部であるブルーリッジ山脈を縫うように走り,グレート・スモーキー山脈国立公園とシェナンドー国立公園を結んでいます。
四季折々の美しい自然景観が楽しめることで有名で,特に,秋には色鮮やかな紅葉が訪れる人々を魅了します。
ブルーリッジ・パークウェイは,「アメリカのお気に入りの道」とも称され,ドライブをしながら壮大な自然を楽しむことができます。
この後に紹介するオール・アメリカン・ロードとかぶるために,主な見どころは,そちらの方で紹介します。
アウターバンクス・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Outer Banks National Scenic Byway(ノースカロライナ州)
アウターバンクス・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Outer Banks National Scenic Bywayは,ノースカロライナ州の大西洋沿岸に位置し,約220キロメートルにわたる美しい海岸線を巡る観光道路です。
オリジナル・ランキングの「アメリカの景観が美しい道路32選!」では,第31位でした。
この道路は,アウターバンクスと呼ばれる細長い島々と,いくつかの本土のエリアをつなぎ,古くからの漁村や美しいビーチ,歴史的な灯台などが点在する魅力的なルートです。
この後に紹介するナショナル・シーニック・バイウェイとかぶるために,主な見どころは,そちらの方で紹介します。
次に,オールアメリカンロードを紹介します。
ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway(ノースカロライナ州)
オリジナル・ランキングの「景観が美しい道路32選!」で,堂々の1位に選ばれた「ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway」です。
上記で紹介しましたが,オールアメリカンロードにも指定されている道路です。
ここでは,主にノースカロライナ州の見どころを紹介します。
まずは,上でも紹介したことを繰り返します。
「ブルーリッジ・パークウェイ:Blue Ridge Parkway」は,ノースカロライナ州とバージニア州にまたがる全長約755キロメートルの美しいオールアメリカンロードです。
オールアメリカンロードの中でも,最も有名なルートの一つです。
アパラチア山脈の一部であるブルーリッジ山脈に沿って走り,グレート・スモーキー山脈国立公園(ノースカロライナ州)とシェナンドー国立公園(バージニア州)を通ります。
以前のページで,グレート・スモーキー山脈国立公園を紹介しています。
↓ここ↓です。
アメリカの国立公園32選!【グレート・スモーキー山脈国立公園】【マンモス・ケーブ国立公園】 mohamoha140
四季折々の自然美が楽しめるため,特に秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。
それでは,ノースカロライナ州の見どころを紹介します。
「クランブルック山:Mount Mitchell」
標高約2,037メートルと東アメリカで最も高い山で,山頂からは360度の素晴らしい景色が望めます。
「リンビル滝:Linville Falls」
迫力ある滝と周囲の渓谷が美しいスポットで,いくつものハイキングトレイルがあり,滝の近くまで歩いてアクセスすることができます。
「グランドファーザー山:Grandfather Mountain」
その名の通り,祖父のような堂々とした姿が印象的な山で,スウィング・ブリッジや野生動物保護区もあり,家族連れで楽しむことができます。
「アッシュビル:Asheville」
アートや音楽が盛んな都市で,地元のクラフトビールや農産物市場も人気です。
ブルーリッジ・パークウェイ沿いにある訪れる価値のある町です。
ブルーリッジ・パークウェイは,道沿いに展望台やビジターセンターが多数あり,各所で絶景を楽しみながら休憩やハイキングを挟むことができます。
また,道路は最高時速約72キロに制限されており,ゆっくりと景色を堪能しながらのドライブが推奨されています。
ニューファウンドギャップ・ロード・バイウェイ:Newfound Gap Road Byway(ノースカロライナ州,テネシー州)
「ニューファウンド・ギャップ・ロード・バイウェイ:Newfound Gap Road Byway」は,ノースカロライナ州とテネシー州にまたがる美しいオールアメリカンロードです。
グレート・スモーキー山脈国立公園を通り抜ける全長約53キロメートルのこの道路は,特に,壮大な山岳風景と四季折々の自然の美しさが楽しめることで知られています。
この道路は,標高約1,538メートルのニューファウンド・ギャップへと続き,そこから見下ろすパノラマビューは息をのむほど美しいと評されています。
実は,以前のブログでこの道路を紹介しています。
↓ここ↓を見てください。
アメリカの国立公園32選!【グレート・スモーキー山脈国立公園】【マンモス・ケーブ国立公園】 mohamoha140
ノースカロライナ側の見どころを紹介します。
「オコーナルフティ・ビジターセンター:Oconaluftee Visitor Center」
ノースカロライナ州チェロキー近くに位置し,グレート・スモーキー山脈の歴史や文化について学べる展示が揃っています。
ビジターセンターの周りには,自然豊かな散策道や野生動物を観察できるエリアもあります。
「ニューファウンド・ギャップ:Newfound Gap」
ノースカロライナ州とテネシー州の州境にある展望スポットで,山々のパノラマビューが広がります。
霧がかった景色は,スモーキー山脈の名前の由来にもなっています。
「マウンテン・ファーム・ミュージアム:Mountain Farm Museum」
ビジターセンターに隣接する野外博物館で,19世紀のアパラチアの農場の生活を再現した建物が並んでいます。
昔ながらの農業生活についての理解を深めることができる場所です。
次に,ノースカロライナ州のナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。
チェロハラ・スカイウェイ:Cherohala Skyway(ノースカロライナ州,テネシー州)
「チェロハラ・スカイウェイ:Cherohala Skyway」は,ノースカロライナ州とテネシー州を結ぶ美しい景観道路で,ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。
全長約69キロメートルにわたり,山岳地帯を走り抜けるルートです。
標高が約1,646メートルにも達し,チェロキー国有林とナンタハラ国有林を通過するため,「チェロハラ」の名前が付けられています。
このスカイウェイは,壮大な山岳風景が広がることから「アメリカの屋根」とも称され,特に秋には紅葉が美しいドライブスポットとして人気があります。
ノースカロライナ州側の主な見どころを紹介します。
「ジョイス・キルマー記念の森:Joyce Kilmer Memorial Forest」
ノースカロライナ州側の代表的な見どころで,樹齢数百年の巨木が立ち並ぶ美しい原生林です。
約3.2キロメートルのハイキングトレイルを通じて,カエデやアメリカツガなどの巨木を間近で見ることができます。
「サンタラ・レイク:Santeetlah Lake」
広大で穏やかな湖で,ピクニックや釣り,ボートなどを楽しむ人々で賑わいます。
湖周辺の景色も素晴らしく,リラックスした時間を過ごせます。
「ウィンディ・ギャップ展望台:Hooper Bald Overlook」
標高が約1,612メートルに位置する展望台で,山々の壮大なパノラマビューが楽しめます。
風が強いことで知られ,晴れた日には素晴らしい景色が見られます。
フォレスト・ヘリテージ・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Forest Heritage National Scenic Byway(ノースカロライナ州)
「フォレスト・ヘリテージ・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Forest Heritage National Scenic Byway」は,ノースカロライナ州のピスガー国有林を巡る全長79キロメートルのナショナル・シーニック・バイウェイです。
アメリカの森林資源の歴史や豊かな自然美を楽しむことができます。
このバイウェイは,自然と歴史が融合する素晴らしいルートで,ハイキング,滝めぐり,歴史的な見どころを巡りながらのドライブが楽しめます。
主な見どころを紹介します。
「ピスガー国有林:Pisgah National Forest」
樹齢数百年の大木が立ち並び,豊かな森林生態系が広がるエリアです。
ピスガー国有林は,アメリカで最初に指定された国有林の一つで,森林保全の歴史を感じることができます。
「ルッキング・グラス滝:Looking Glass Falls」
バイウェイ沿いに位置し,高さ約20メートルの美しい滝です。
駐車場から徒歩ですぐアクセスでき,人気の撮影スポットでもあります。
「スライディング・ロック:Sliding Rock」
天然のウォータースライダーとして知られる岩場で,夏には,多くの訪問者が滑り台のように岩を滑り降りて,涼をとります。
「クレイドル・オブ・フォレストリー:Cradle of Forestry」
アメリカ初の林業学校が設立された場所で,森林管理や環境保護について学べる展示やハイキングトレイルが整備されています。
アウターバンクス・シーニック・バイウェイ:Outer Banks Scenic Byway(ノースカロライナ州)
オリジナル・ランキングの「景観が美しい道路32選!」で,31位の「アウターバンクス・シーニック・バイウェイ:Outer Banks Scenic Byway」です。
上記で紹介しましたが,ナショナル・シーニック・バイウェイにも指定されている道路です。
ノースカロライナ州の美しい沿岸部を巡る全長約222キロメートルの景観道路で,ノースカロライナ州の海岸線に沿った細長い島々や砂州を走り抜けます。
アウターバンクスのバイウェイは,アメリカ東海岸でも特に壮観な景色と歴史を誇るエリアで,美しい海岸線,自然のままの砂丘,歴史ある灯台,そしてユニークな文化が見られることで人気です。
主な見どころを紹介します。
「ケープ・ハッテラス国立海岸:Cape Hatteras National Seashore」
アメリカ初の国立海岸として保護されたエリアで,広がる砂浜と美しい砂丘が魅力です。
特に,「ケープ・ハッテラス灯台:Cape Hatteras Lighthouse」は,アウターバンクスの象徴的なスポットです。
「オクラコーク島:Ocracoke Island」
フェリーでしかアクセスできない小さな島で,白砂のビーチが広がり,リラックスした雰囲気が漂います。
18世紀の海賊ブラックビアードが,活動していた場所としても有名です。
「ペアー島国立野生動物保護区:Pea Island National Wildlife Refuge」
数百種の鳥類や水鳥の生息地として知られ,野生動物観察に最適なスポットです。
季節ごとにさまざまな鳥が渡りを行い,バードウォッチングが楽しめます。
「ボーデン島灯台:Bodie Island Lighthouse」
ケープ・ハッテラス灯台と並ぶもう一つの美しい灯台で,シーズン中には灯台内を登って景色を楽しむことができます。
アウターバンクス・シーニック・バイウェイは,フェリーを利用することでいくつもの島々を巡ることができるユニークなドライブコースです。
フェリーは,「ケープ・ハッテラス:Cape Hatteras」から「オクラコーク島:Ocracoke」,オクラコーク島から「スワン・クォーター:Swan Quarter」に向けて運行しており,海上からの景色も楽しめます。
以上で,ノースカロライナ州のロードとリッピの紹介を終わります。
続いて,ミシガン州のロードトリップを紹介します。
ミシガン州のロードトリップ
ミシガン州には,オリジナルランキングにて選ばれた景観が美しい道路が,1つあります。
また,指定されたオール・アメリカン・ロードが,1つあります。
指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは,2つあります。
まずは,オリジナルランキングにて選ばれた,景観が美しい道路を紹介します。
ミシガン・トンネル・オブ・ツリーズ:Michigan Tunnel of Trees(ミシガン州)
「ミシガン・トンネル・オブ・ツリーズ:Michigan Tunnel of Trees」は,ミシガン州のエミット郡にある美しい景観道路です。
オリジナル・ランキングの「アメリカの景観が美しい道路32選!」で,第24位になりました。
ミシガン湖の東岸沿いの密林の中を走る全長約32キロメートルのルートです。
ミシガン州道M-119としても知られ,木々が道路を覆うようにアーチを作るため「木のトンネル」と呼ばれています。
特に,秋には、トンネルを形作る木々が鮮やかな紅葉に染まり,国内外から多くの観光客が訪れます。
主な見どころを紹介します。
「ハーバー・スプリングス:Harbor Springs」
ミシガン湖畔にある美しい小さな町で,アートギャラリーやカフェ,ブティックが並ぶ風情ある町並みが楽しめます。
ドライブの起点または終点として多くの観光客が訪れます。
「グッド・ハート:Good Hart」
ルートの中間に位置する小さな村で,手作りのパンやパイで有名な「グッドハート・ジェネラル・ストア:Good Hart General Store」など,地元ならではの温かみあるスポットがあります。
「レイクビュー・ポイント:Lakeview Point」
ミシガン湖の絶景を見渡せる展望スポットで,晴れた日には広がる湖面と青空のコントラストが美しく,写真撮影にもおすすめです。
ミシガン・トンネル・オブ・ツリーズは,単線の細い道路であり,低速でのドライブを楽しむのにぴったりのルートです。
木々が道路を覆うように並び,四季折々の変化する景観が楽しめるため,特に,紅葉シーズンには美しい景色が広がります。
ミシガン湖の湖畔に沿って走るこの道は,海岸の景色と森林の静けさが調和した独特の魅力を持っています。
ルート沿いには,小さなレストランやカフェ,クラフトショップが点在しており,休憩しながらのんびりと過ごせます。
次に,オール・アメリカン・ロードを紹介します。
ウッドワード・アベニュー・M1,オートモーティブ・ヘリテージ・トレイル:Woodward Avenue M-1 – Automotive Heritage Trail(ミシガン州)
「ウッドワード・アベニュー・M1,オートモーティブ・ヘリテージ・トレイル:Woodward Avenue M1,Automotive Heritage Trail」は,ミシガン州のデトロイトからポンティアックまで続く歴史ある道路で,アメリカ自動車産業の発祥地として知られています。
全長約43キロメートルにわたって続くこの道路は,アメリカ初の舗装道路のひとつであり,自動車産業や文化の発展における象徴的なルートで,オール・アメリカン・ロードに指定されています。
「ウッドワード・アベニュー・M1」と「オートモーティブ・ヘリテージ・トレイル」は同じ扱いになっていますが,正確に言うと,違います。
「ウッドワード・アベニュー・M1」は,デトロイトからポンティアックまでの全長約43キロメートルにわたる道路で,上記の地図の赤い線の道路です。
「M-1」は,ミシガン州の州道の番号であり,「ミシガン州道1号線:Michigan State Highway 1」を意味します。
「M」は「Michigan」を表し,1はこの州道がミシガンで最初に指定された州道であることを示しています。
ちなみに,デトロイト地域で初めて舗装された道路のひとつです。
アメリカの自動車産業の繁栄の証として,道路自体が「アメリカ自動車文化の象徴」となっています。
自動車メーカーの初期の工場や歴史的なビル,建築物が多く立ち並び,通りを走りながらその名残を目にすることができます。
また,レトロなディナーやドライブインも点在し,アメリカの1950〜60年代のクルージング文化の雰囲気を今も感じることができます。
「オートモーティブ・ヘリテージ・トレイル」は,ウッドワード・アベニューを含む広域の自動車産業史跡を繋ぐルートです。
つまり,ウッドワード・アベニューは,ミシガン州道1号線沿いに限定されますが,オートモーティブ・ヘリテージ・トレイルは,ミシガン州内の複数の地域にまたがる広域の道路になります。
ウッドワード・アベニュー・M1/オートモーティブ・ヘリテージ・トレイルの主な見どころを紹介します。
ウッドワード・アベニューは,特に,自動車でゆっくり走る夏のクルージング文化で知られています。
このエリアでは,毎年8月に「ウッドワード・ドリーム・クルーズ:Woodward Dream Cruise」と呼ばれるイベントが開催され,何千ものクラシックカーやヴィンテージカー,カスタムカーがウッドワード・アベニューに集まり,多くの観客で賑わいます。
このクルージング・イベントは,自動車愛好家にとって世界最大の祭典のひとつです。
「デトロイト・インスティテュート・オブ・アーツ:Detroit Institute of Arts」
ウッドワード沿いにあるこの美術館には,「デトロイト産業の壁画」など,ディエゴ・リベラによるアメリカ産業の発展を象徴する名作が展示されています。
以前のページで紹介しています。↓ここ↓
アメリカの美術館32選!【デトロイト美術館】 mohamoha55
「クランブルック・アカデミー・オブ・アート:Cranbrook Academy of Art」
ポンティアック寄りに位置する有名な芸術大学で,建築・彫刻・デザインの分野でも知られ,ミッドセンチュリーの自動車デザインに影響を与えました。
「フェルプレイ・ロイヤル・オーク:Ferndale, Royal Oak」
デトロイト近郊の町々で,古いカーフィールドやレトロなレストラン,ダイナーなどがあり,ノスタルジックな雰囲気が楽しめます。
「ヘンリー・フォード博物館:The Henry Ford Museum of American Innovation」
自動車産業を築いたフォードの遺産が詰まった博物館で,フォード・モデルTや歴史的な車両の展示が行われています。
「クリントン・リバー・トレイル:Clinton River Trail」
トレイル沿いにあるこのエリアには,かつての自動車工場跡が点在し,自然と産業遺産が融合した環境でハイキングやサイクリングが楽しめます。
最後に,デトロイトには「ビッグ・ツリー:Big Tree」と呼ばれるフォード,ゼネラルモーターズ(GM),クライスラーの発祥地や工場,オフィスなどが多く点在しており,自動車産業の歴史を感じることができます。
次に,ナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。
カッパー・カントリー・トレイル:Copper Country Trail(ミシガン州)
「カッパー・カントリー・トレイル:Copper Country Trail」は,ミシガン州アッパー半島のキュウィーナ半島を通るナショナル・シーニック・バイウェイで,かつて銅鉱業で栄えたこの地域の歴史をたどるルートです。
全長約76キロメートルで,アメリカで最も銅の産出量が多かった19世紀から20世紀初頭にかけての鉱業の栄光を象徴するスポットを巡ることができます。
このトレイルは,歴史的な建築物や鉱山跡,博物館,自然の景観などが豊富で,歴史ファンや自然愛好家にとって魅力的なドライブコースです。
主な見どころを紹介します。
「キュウィーナ国立歴史公園:Keweenaw National Historical Park」
この公園には,多くの鉱業にまつわる史跡や博物館があり,銅の採掘とその文化を深く理解することができます。
「カルメット:Calumet」や「ヘンコック:Hancock」などのエリアには,昔の鉱業の繁栄を感じさせるレンガ造りの建物が並んでいます。
「カルメット劇場:Calumet Theatre」
1900年に建設された劇場で,鉱業で栄えた当時の町の中心地として重要な役割を果たしました。
現在もコンサートや演劇が行われ,歴史的建築物としての美しさも見どころです。
「クインシー鉱山:Quincy Mine」
一世紀以上にわたって操業していた巨大な銅鉱山で,かつて「クインシー・キング:Quincy King」と呼ばれるほどの存在感を持っていました。
今ではガイドツアーも行われ,実際に地下トンネルや採掘施設を訪れることができます。
「フォート・ウィルキンス州立公園:Fort Wilkins State Park」
半島の先端近くに位置する歴史的な要塞で,19世紀中ごろに建設されました。
当時の兵士たちの生活や自然豊かな湖岸の景色を楽しむことができます。
カッパー・カントリー・トレイルの魅力は,銅鉱業の歴史に加え,ミシガン湖や森が織りなす美しい自然景観にもあります。
四季折々に変わる景色は,春の新緑,夏の青々とした森林,秋の紅葉,冬の雪景色とどの季節でも楽しめます。
リバー・ロード・シーニック・バイウェイ:River Road Scenic Byway(ミシガン州)
「リバー・ロード・シーニック・バイウェイ:River Road Scenic Byway」は,ミシガン州北部にある全長約35キロメートルのナショナル・シーニック・バイウェイで,「オースブル川:Au Sable River」に沿って延びています。
豊かな自然と美しい景観が楽しめるこのバイウェイは,特に釣り,ハイキング,カヌー,バードウォッチングなどのアウトドア活動に適しており,多くの観光客に人気があります。
また,秋には紅葉が見事で,ドライブや写真撮影にも絶好のスポットです。
画像は,シカゴ市内の観光バスの横に載っている,リバー・ロード・シーニック・バイウェイの宣伝です。
主な見どころを紹介します。
「オースブル川:Au Sable River」
ミシガン州で最も美しい川の一つとされ,特に釣りやカヌーに人気のスポットです。
川沿いにはピクニックエリアも多く,自然を満喫できます。
「ラウンズマン・ヒル:Lumberman’s Monument」
1890年代の木材産業に従事した労働者たちに捧げられた記念碑で,エリアの産業の歴史を知ることができます。
展望台からは,オースブル川と周囲の森を見渡せる絶景が広がります。
「アイオレット湖:Iargo Springs」
川沿いの泉で,周辺の森や川にかかる橋などの風景が美しく,森林浴にぴったりの場所です。
展望台や階段が整備され,静寂に包まれた神秘的な雰囲気が漂います。
「フォアマイル・ダム・ポンド:Foote Pond Overlook」
ここでは白頭ワシが見られることでも有名で,ワシの生態を観察できるスポットとして訪れる人も多いです。
また,ダムと川が織りなす雄大な景色も楽しめます。
以上で,ミシガン州のロードトリップの紹介を終わります。
今回は,ここまでです。
次回は,ニュージャージー州とバージニア州を紹介します。
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