アメリカの景観が美しい道路32選!【オハイオ州】【ジョージア州】mohamoha153

ロードトリップ

「アメリカの景観が美しい道路32選!」の第6弾です。

この「ロードトリップ」のカテゴリーのページでは,オリジナル・ランキングで32選した「景観が美しい道路」と「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」を紹介します。

第6弾の今回は,オハイオ州とジョージア州の道路を紹介します。

「アメリカの景観が美しい道路32選!」とは,ネットの10のサイトと10のユーチューブの計20で紹介されていた道路を数え,ランキングにしたものです。

ランキングを見たい場合は,↓ここ↓を見てください。

アメリカの景観が美しい道路32選!【ナショナル・シーニック・バイウェイ】【オール・アメリカン・ロード】【オリジナル・ランキング発表】mohamoha147

また,「ナショナル・シーニック・バイウェイ」「オール・アメリカン・ロード」は,アメリカの「シーニックバイウェイ法」で選ばれた道路のことです。

「景観性」「歴史性」「自然性」「文化性」「レクレーション性」「考古学性」の6項目のうち1項目に該当するものを「ナショナル・シーニックバイウェイ:National Scenic Byway」,2項目以上に該当するものを「オール・アメリカンロード:All American Road」と指定しています。

それでは,オハイオ州から紹介していきます。

オハイオ州のロードトリップ

オハイオ州には,指定されたオール・アメリカン・ロードが,1つあります。

また,指定されたナショナル・シーニック・バイウェイは,5つあります。

まずは,オール・アメリカン・ロードを紹介します。

ヒストリック・ナショナル・ロード:Historic National Road(オハイオ州,イリノイ州,インディアナ州,ウェストヴァージニア州,ペンシルベニア州)

Historic National Road The Blaine Hill ‘S’ Bridge was constructed along the National Road in 1828. It crossed Wheeling Creek in Blaine, Ohio. Rising above is the US 40 Viaduct, which was built in 1933. photo by Jasperdo | Flickr(Noncommercial use allowed)
from Federal Highway Administration
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「ヒストリック・ナショナル・ロード:Historic National Road」は,アメリカ初の連邦ハイウェイとして知られ,19世紀初頭に建設された歴史的な道路で,オール・アメリカン・ロードに指定されています。

この道路は,西部開拓時代に,東海岸からミシシッピ川流域に至る移動ルートとして重要な役割を果たしました。

1811年にメリーランド州カンバーランドから建設が始まり,オハイオ州を経由してインディアナ州やイリノイ州へと延伸されました。

この道を通じて,人々や物資がアメリカの東部から西部へと流れ,経済的な発展や文化交流が進みました。

全長約1,326kmで,当時は馬車や徒歩が中心でしたが,後に自動車交通が普及し,20世紀には主要なルートの一つとなりました。

オハイオ州内のナショナル・ロードには,歴史的な建物や宿場町,橋,道標などが点在しており,往時の雰囲気を楽しむことができます。

特に,「ゼインズビル:Zanesville」や「コロンバス:Columbus」,そして「イートン:Eaton」などの街には,ナショナル・ロードに関連する観光スポットや史跡が残っており,訪れる人々を魅了しています。

現在でも,多くの歴史愛好家やドライブを楽しむ人々にとって魅力的な観光地であり,アメリカの歴史や文化を感じられる貴重なルートとして,オハイオ州のナショナル・ロードは人々に愛されています。

次に,オハイオ州のナショナル・シーニック・バイウェイを紹介します。

アーミッシュ・カントリー・バイウェイ:Amish Country Byway(オハイオ州)

Ohio’s Amish Country photo by Pat (Cletch) Williams | Flickr(Noncommercial use allowed)
from Federal Highway Administration

「アーミッシュ・カントリー・バイウェイ:Amish Country Byway」は,オハイオ州にあるアメリカ最大のアーミッシュ・コミュニティが集まる地域を巡るナショナル・シーニック・バイウェイです。

アーミッシュ文化や美しい田園風景を楽しめます。

オハイオ州の東部に位置し,特に「ホームズ郡:Holmes County」や「トゥスカラワス郡:Tuscarawas County」を中心に広がっています。

アーミッシュ・カントリー・バイウェイは,馬車や農場,工芸品,そして伝統的なアーミッシュ料理を提供するレストランなどが点在する地域を通ります。

訪れると,モダンな電化製品を使わずに生活するアーミッシュの人々が,自給自足やシンプルな生活を大切にしている様子を見ることができます。

風景も特徴的で,広大な農地や起伏に富んだ丘,赤や白の納屋,歴史ある教会などが点在し,四季折々の自然の美しさを楽しめます。

特に,アーミッシュの職人が制作する家具や手作りの布製品,クラフトなどを購入できる店舗が多く,観光客に人気です。

さらに,アーミッシュの伝統料理である「フライドチキン」「ピエロギ」「アップルバター」などが楽しめるレストランもあり,文化的な体験を満喫できます。

アーミッシュ・カントリー・バイウェイは,アーミッシュ文化の理解を深め,地域の経済を支える観光資源としても大切にされています。

レイク・エリー・コースタル・オハイオ・トレイル:Lake Erie Coastal Ohio Trail(オハイオ州)

Ohio State Route 531 photo by Doug Kerr | Flickr(Noncommercial use allowed)
from Federal Highway Administration
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「レイク・エリー・コースタル・オハイオ・トレイル:Lake Erie Coastal Ohio Trail」は,オハイオ州北部に広がるエリー湖沿岸を巡るナショナル・シーニック・バイウェイです。

オハイオ州内屈指の景観と多彩な観光スポットが楽しめるルートです。

このトレイルは,オハイオ州の東側のペンシルベニア州境から,西側のインディアナ州境近くまで約471kmにわたって伸びています。

レイク・エリー・コースタル・オハイオ・トレイルの見どころは,湖岸の美しいビーチ,歴史的な灯台,州立公園,保護された野生動物エリアなどです。

観光スポットとしては,以下のところがあります。

「サンドゥスキー:Sandusky」

テーマパーク「シーダー・ポイント:Cedar Point」があります。

「ポート・クリントン:Port Clinton」

エリー湖の島々への玄関口です。

「パットイン・ベイ:Put-in-Bay」

プレザント・サプライズと呼ばれるカナダへのフェリーが出ています。

プレザイル島やミドルバス島などのエリー湖の島々も,このトレイルからフェリーで訪れることができ,リゾート地としても楽しめます。

また,このルート沿いには複数の野生動物保護区もあり,特に「マギー・マーシュ:Magee Marsh」は,鳥類観察で有名です。

エリー湖沿いは,北アメリカで最大の渡り鳥のルートの一つとなっており,春と秋には世界中からバードウォッチャーが集まります。

さらに,古くから漁業で栄えた港町やワインの産地としても知られる地域が点在し,オハイオのワインと新鮮なシーフードも楽しめます。

オハイオ&エリー・キャナルウェイ:Ohio & Erie Canalway(オハイオ州)

Ohio and Erie Canal Towpath Trail at CanalWay Center photo by Tim Evanson | Flickr(Noncommercial use allowed)
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「オハイオ&エリー・キャナルウェイ:Ohio & Erie Canalway」は,オハイオ州の北東部から南部にかけて広がる歴史的なルートで,ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。

元は19世紀に建設された「オハイオ・アンド・エリー運河:Ohio and Erie Canal」に沿って設けられた観光道です。

このルートは,「クリーブランド:Cleveland」から「アクロン:Akron」「カントン:Canton」「ニューフィラデルフィア:New Philadelphia」を結び,全長約177kmにわたって広がります。

オハイオ&エリー・キャナルウェイは,かつてエリー湖からオハイオ川までを結び,農産物や工業製品を運ぶ重要な水路として経済発展に大きく貢献しました。

運河の影響で,オハイオ州北部から中部にかけての地域は急速に発展し,多くの町や産業がこの運河沿いに生まれました。

現在では,オハイオ&エリー・キャナルウェイは,遊歩道やサイクリングコース,自然保護区,歴史的な橋や運河施設,博物館などが整備されています。

特に有名な「トウパス・トレイル:Towpath Trail」は,運河沿いを通る人気のハイキングとサイクリングコースで,クリーブランドのダウンタウンから「カヤホガ・バレー国立公園:Cuyahoga Valley National Park」を経由し,南部の町へと続きます。

カヤホガ・バレー国立公園は,このブログでも紹介したことがあります。

↓ここ↓です。

アメリカの国立公園32選!【グレート・スモーキー山脈国立公園】【マンモス・ケーブ国立公園】 mohamoha140

このトレイルでは,運河の遺構や歴史的な構造物を間近に見ることができ,四季折々の自然も楽しめます。

また,沿道には観光スポットも豊富で,カヤホガ・バレー国立公園内の滝や歴史的なロック(閘門),復元された運河船のクルーズ,農産物を扱うマーケットやアートギャラリーなどがあります。

特に,秋の紅葉シーズンには,見事な色彩の風景が広がり,多くの観光客が訪れます。

オハイオ・リバー・シーニック・バイウェイ:Ohio River Scenic Byway(オハイオ州)

Marietta, Ohio Looking north toward Marietta from several miles down the Ohio River. photo by Mike | Flickr(Noncommercial use allowed)
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オハイオ州の「オハイオ・リバー・シーニック・バイウェイ:Ohio River Scenic Byway」は,州南部を流れるオハイオ川沿いを巡る全長約727kmのナショナル・シーニック・バイウェイです。

このバイウェイは,オハイオ川の美しい景観とアメリカの歴史と文化を楽しむことができるドライブコースとして知られています。

このバイウェイの特徴は,雄大な川の景色を楽しめることはもちろん,沿道に点在する歴史的な町や史跡,博物館,文化施設などです。

19世紀,オハイオ川は「アメリカの動脈」とも呼ばれ,多くの物資や人々が移動し,アメリカ合衆国の西部開拓や経済発展を支えました。

沿道には,当時の繁栄を伝える歴史的な建物や運河の跡,蒸気船をテーマにした博物館などが残されています。

主な観光スポットには,川沿いの美しい町「マリエッタ:Marietta」やビクトリア調の建物が立ち並ぶ「ポーツマス:Portsmouth」,さらにはリップルズワークやマディソンの歴史的なエリアなどがあります。

また,シーニック・バイウェイ沿いでは,古い製鉄所やかつての炭鉱村,歴史ある教会なども見ることができ,地域の産業や生活の歴史を学ぶことができます。

自然愛好家にとっても,バイウェイ周辺は素晴らしい場所です。

川沿いの州立公園やキャンプ場,釣りやボートといったアウトドア活動が豊富に楽しめるほか,バードウォッチングにも適したエリアが点在しています。

さらに,春や秋には美しい花や紅葉が広がり,訪れる季節によって異なる風景が楽しめます。

ホッキング・ヒルズ・シーニック・バイウェイ:Hocking Hills Scenic Byway(オハイオ州)

Hocking Hills trip. photo by Howard J | Flickr(Noncommercial use allowed)
from Hocking Hills Scenic Byway

「ホッキング・ヒルズ・シーニック・バイウェイ:Hocking Hills Scenic Byway」は,オハイオ州南東部のホッキング郡に位置する絶景が楽しめるナショナル・シーニック・バイウェイです。

このバイウェイは,美しい森林,渓谷,滝,洞窟,岩壁が点在する「ホッキング・ヒルズ州立公園:Hocking Hills State Park」を中心に約42kmにわたって続きます。

ホッキング・ヒルズ・シーニック・バイウェイの見どころは,特異な地形と豊かな自然環境です。

この地域は,氷河期に浸食された砂岩が作り出したユニークな地形で知られ,「アッシュ洞窟:Ash Cave」,「オールド・マン・ケイブ:Old Man’s Cave」,「シーダー滝:Cedar Falls」,「カンティウェル崖:Cantwell Cliffs」などの観光スポットがあります。

特に,オールド・マン・ケイブは,自然の中にある壮大な岩の洞窟と小川の流れる景色が訪れる人々を魅了し,州内外から多くの観光客が訪れます。

このエリアでは,ハイキングやトレッキング,キャンプ,バードウォッチングが楽しめ,四季を通じて異なる風景を楽しむことができます。

春には,ワイルドフラワーが咲き,夏は豊かな緑,秋には紅葉が広がり,冬には氷に覆われた幻想的な景色が広がります。

ホッキング・ヒルズの自然美は,自然愛好家や写真家にも人気です。

イウェイ」にも指定され、地元の歴史的遺産や自然環境を保護しながら、多くの人々にその魅力を伝えています。

これでオハイオ州の

ロードトリップの紹介を終わります。

次に,ジョージア州のロードトリップを紹介します。

ジョージア州のロードトリップ

ジョージア州には,指定されたナショナル・シーニック・バイウェイが,1つあります。

早速,紹介していきます。

ラッセル・ブラストウン・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Russell-Brasstown National Scenic Byway(オハイオ州)

Brasstown Bald Highest point in Georgia photo by Stephen Rahn | Flickr(Noncommercial use allowed)
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「ラッセル・ブラストウン・ナショナル・シーニック・バイウェイ:Russell-Brasstown National Scenic Byway」は,ジョージア州北部のブルーリッジ山脈を巡る絶景のドライブコースで,ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されています。

約65.3kmにわたり,美しい山岳風景が広がるルートです。

このバイウェイは,ジョージア州で最も高い「ブラストウン・ボールド山:Brasstown Bald」やいくつもの州立森林公園,渓流,滝などの観光スポットを通り,アウトドア愛好者にとって人気のエリアとなっています。

主な見どころとして,バイウェイ沿いの「ブラストウン・ボールド山:Brasstown Bald」があり,この山の頂上からは360度の絶景が楽しめます。

天候が良ければ,周囲の山並みはもちろん,ジョージア州,テネシー州,ノースカロライナ州,サウスカロライナ州にわたる広大な風景が一望できます。

バイウェイには,ビジターセンターもあり,地域の自然や文化に関する展示も充実しています。

他にも,「ホガンズ・クリーク:Hogpen Gap」や素晴らしい景観が楽しめる「ヴォーゲル州立公園:Vogel State Park」,さらには,山間に位置する「ヘレン:Helen」というバイエルン風の小さな町も見どころです。

ヘレンでは,アルプスを思わせる建物が並び,観光客はドイツ風のレストランやショップを楽しめます。

ルートには,「デュークス・クリーク滝:Dukes Creek Falls」など,簡単なハイキングでアクセスできる滝も点在し,訪れる人々に人気です。

このバイウェイは,四季折々に異なる表情を見せることで知られ,特に,秋の紅葉シーズンには山々が鮮やかに色づき,多くの観光客が訪れます。

また,春にはワイルドフラワーが咲き乱れ,夏は緑豊かな森林と涼しい空気でハイキングやキャンプに最適です。

今回は,ここまでです。

次回は,ノースカロライナ州とミシガン州のロードトリップを紹介します。

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