旅の準備の始まり:ミシシッピ川の話② mohamoha7

旅行その他

「ミシシッピーハートランド紀行」

私が若い頃に「ミシシッピ川を辿る旅がしたい」と思い描いたきっかけとなった番組。

1997年に放送され,それをきっかけに思い描いた夢を23年経った今もずっと持ち続けている。

たぶん,お金と時間があれば旅行していたと思いますが,皆さんもそうであるように,仕事や日々の生活でそんな旅行は叶わず,そのうち,口にすることもなくなって,でも,頭の隅にはいつも置いていた夢。

それを一念発起で,約10年後の定年退職した後には必ず実現させようと準備・計画を始めた現在。

そのきっかけとなった番組名が判明し,ユーチューブで初めの9分間を見ることができ,上機嫌な私ですが…。

「なんで「ハートランド」なんだろう」と疑問を持ちます。

私の知識は,「ミシシッピ川に沿って,ジャズのニューオリンズがあり,ちょっと上にブルーズのメンフィスがあり,ちょっと上には,カントリーのナッシュビルがある。

そして,ケンタッキーは競走馬の生産牧場いっぱいで…」ぐらいです…。

「ミシシッピ川をしっかりと調べてみようか」

そんな気になったのです。

アメリカのハートランドって?

「アメリカのハートランド」とは「アメリカ中西部」のこと。

アメリカ大使館のHPには,このように載っていました。

「アメリカ中西部がハートランドとよばれる理由をご存じだろうか? 地理的要因に加えて,ここはまさにアメリカの歴史や価値観を体現する土地だからである。」

なぜ,「ハートランド」と呼ばれるのか,調べてまとめてみました。

・昔ながらのアメリカ文化の中心で,古き良きアメリカを感じられる

・アメリカの「食」を支える穀倉地帯である

・ここで話されるアメリカ英語は,標準的なアクセントと見なされている

・アメリカの中心(心臓:ハート)に位置している

なんとなくだけど,「中西部」が「古き良きアメリカ」ってのはわかる気がします。理由は2つ。

まず,「トムソーヤの冒険」「ハックルベリーフィンの冒険」の作者マーク・トウェインが,本の舞台としたのが自分が住んでいたアメリカ中西部のミシシッピ河畔って聞いたことがあります。

調べると「ミズーリ州ハンニバル」ってところらしい。

アメリカの本というとマークトウェイン他2人ぐらいしか思い浮かばない自分ですが,それだけアメリカ文化満載の本とも言えます。

次に,子どもの頃,毎週欠かさず見ていたテレビ番組が「大草原の小さな家」で,本もかなり読んだ覚えがあります。

「大きな森の小さな家」から「大草原の小さな家」になって,シリーズになっていてかなりの冊数で読みごたえがありました。

アメリカの東から西の方への開拓時代の話で,確かこれの舞台も中西部だったはず。

調べると,やっぱり中西部の開拓時代の話で,作者ローラ・インガルス・ワイルダーの博物館が6つの州に一つずつあるのだとか。

そのうち,ミシシッピ川の近くにあるのは2つ。

「穀倉地帯」・・・確か「プレーリー」だとか「グレートプレーンズ」だとかの穀倉地帯があるって,中学の時に習った覚えが…。

でも「ミシシッピ」からくる農産物のイメージは綿花。南部は綿花地帯とこれも中学時代に習った。

どこまでも続くとうもろこし畑や小麦畑,壮大なスケールの畑を見てみたい。

南部の綿花畑って,今もあるのかな。あったらこれも見てみたい。

日本に方言があるように,アメリカでも地方によってかなり訛りがあることは知っていたけど,中西部の訛りが,アメリカの標準とは知らなかった。

てっきり,ニューヨークとかワシントンDC,ボストンがある東海岸の方だと思ってました。

西海岸のロサンゼルスやカリフォルニア等には独特のアクセントがあるって,誰かから聞いて知っていました。

あ,日本の関西と同じだなと妙に納得しましたから。

なんでも,公共のテレビ局やラジオ局のアナウンサーが,中西部標準のアクセントを勉強するために,わざわ中西部の町まで来るのだとか。

今,私の頭の中では,ミシシッピ川が通っている州とハートランド(中西部)の州がごっちゃになっているんだけど,当然全く一緒ではないでしょうから調べたいと思います。

ハートランドで,ミシシッピ川が流れている州はどこ?

まず,ミシシッピ川が流れている州から見てみます。

ミシシッピ川が流れている州は,以下の10州

西の上の方から,ミネソタ州,アイオワ州,ミズーリ州,アーカンソー州,ルイジアナ州,ウィスコンシン州,イリノイ州,ケンタッキー州,テネシー州,ミシシッピ州

赤ラインが,ミシシッピ川です。

ちょうど,州と州の間にミシシッピ川が流れていることがわかります。川のほとんどがそうです。

州の中に流れているのは,河口のルイジアナ州と源流のあるミネソタ州の2つだけ。

これだけ見ると,アメリカのどの辺りかが分かりにくいので,アメリカ全土で見てみます。

黒枠のところを大きくしたのが上の図です。

調べているときに,私も初めて知ったんだけど,ミシシッピ川が流れているこれらの10州のことを

ミシシッピ・リバー・カントリー(MRC)

と呼ぶそうです。

たぶん,旅行者しか使わない言葉なのかもしれませんが,いちいち「ミシシッピ川が流れている10州」と長ったらしく言わなくてよくなりました。

次に,ハートランドを見てみます。

ハートランドである「アメリカ中西部」の州は以下の8州

西の方から,ミネソタ州,アイオワ州,ミズーリ州,ウイスコンシン州,イリノイ州,ミシガン州,インディアナ州,オハイオ州

アメリカ全体で見ると,黒枠のところになります。

アメリカ全土の両方の地図を並べてみます。

ミシシッピ川の中流から上流にかけて,ハートランドになっています。

ミシシッピの下流域,ルイジアナ州やミシシッピ州は「アメリカ南部」で間違いないでしょう。

綿花地帯にプランテーション。中学校で習いました。

この辺りの州は,実際の旅行で訪問する第一候補でありますから,おいおい,もっと調べることになりそうです。

ミシシッピ川が流れていないインディアナ州やオハイオ州,ミシガン州も,ハートランドなんですね。

ということで,ちょっとまとめます。

ミシシッピ川が流れている10州=「ミシシッピ・リバー・カントリー(MRC)

アメリカ中西部8州=「ハートランド

MRCでありハートランドでもある州は,ミネソタ,アイオワ,ミズーリ,ウィスコンシン,イリノイの5州ということになります!

そして…,

私が「ミシシッピ川を辿る旅がしたい」と思ったきっかけの番組「ミシシッピーハートランド紀行」は,「ミシシッピ・リバー・カントリーにある町」と「ハートランドにある町」を訪れる旅番組だった…ということになります。

確か最後に訪れた町は,シカゴだったはずです。

シカゴも私が音楽をやっていた時によく出てきた町です。

いろいろと調べていると,「ミシシッピ・リバー・カントリー」や「ハートランド」以外にも「プレーリー」「グレートプレーンンズ」「ブルーグラス」などの名前をけっこう見かけて,これらはその土地や地域の愛称みたいな名前なんじゃないかと思えてきました。

この辺は,また後々調べてみたいと思います。

次のページもミシシッピ川の話を続けたいと思います。

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