アメリカの博物館32選!【スミソニアン国立航空宇宙博物館】 mohamoha83

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アメリカにある博物館を32に絞って紹介をしています。

今回はその第5弾です。

まずは,ここで紹介する博物館の対象は以下の通りです。

○歴史にちなんだ施設

○観光名所にある施設

○「もの」を収集した施設

今回,32選をするにあたって独自にランキングをつけました。

5つのサイトからランキングを拝借し,点数化して再度ランキングをして,最後に私の主観で順位を決めたものです。

1位 アメリカ自然史博物館:American Museum of Natural History <New York,NY>

2位 スミソニアン国立航空宇宙博物館:Smithsonian National Air and Space Museum <Washington D.C.>

3位 スミソニアン国立自然史博物館:Smithsonian National Museum of Natural History <Washington D.C.>

4位 自由の女神博物館:Statue of Liberty Museum <New York,NY>

5位 マウント・ラッシュモア国立記念公園:Mount Rushmore National Memorial <Keystone,SD>

6位 アルカトラズ島:Alcatraz Island <San Francisco,CA>

7位 ナショナル・セプテンバー11・メモリアル & ミュージアム:National September 11 Memorial & Museum <New York,NY>

8位 ケネディ宇宙センター:John F. Kennedy Space Center <Orlando,FL>

9位 ニューヨーク公共図書館本館:New York Public Library Main Branch <New York,NY>

10位 リンカーン記念館:Lincoln Memorial <Washington D.C.>

11位 ヒューストン宇宙センター:Space Center Houston <Houston,TX>

12位 カリフォルニア・サイエンスセンター:California Science Center <Los Angeles,CA>

13位 ジェファーソン・ナショナル・エクスパンション・メモリアル:Jefferson National Expansion Memorial <St. Louis,MO>

14位 独立記念館:Independence Hall <Philadelphia,PA>

15位 ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館:The Walt Disney Family Museum <San Francisco,CA>

16位 ボーイング・フューチャー・オブ・フライト (ボーイング工場見学):Boeing Future of Flight <Mukilteo,WA>

17位 タイタニック・ミュージアム・アトラクション:Titanic Museum Attraction <Pigeon Forge,TN>

18位 ワールド・オブ・コカコーラ:World of Coca-Cola <Atlanta,GA>

19位 シックス・フロア・ミュージアム:The Sixth Floor Museum <Dallas,TX>

20位 アーネスト・ヘミングウェイ博物館:the Ernest Hemingway Home & Museum <Key West,FL>

21位 アリゾナ・ソノラ砂漠博物館:Arizona-Sonora Desert Museum <Tucson,AZ>

22位 ピーターソン自動車博物館:Petersen Automotive Museum <Los Angeles,CA>

23位 ロックの殿堂:Rock and Roll Hall of Fame <Cleveland,OH>

24位 ハーレー・ダビッドソン博物館:Harley-Davidson Museum <Milwaukee,WI>

25位 グラミー博物館:Grammy Museum <Los Angeles,CA>

26位 ハリウッド・ミュージアム:The Hollywood Museum <Los Angeles,CA>

27位 ボルチモア海洋博物館:Historic Ships in Baltimore <Baltimore,MD>

28位 ビルトモア・エステイト:Biltmore Estate <Asheville,NC>

29位 ルイビル・スラッガー・ミュージアム:Louisville Slugger Museum & Factory <Louisville,KY>

30位 ハンティントン:The Huntington Library,Art Museum,and Botanical Gardens <Los Angeles,CA>

31位 ミッドウェイ博物館:USS Midway Museum <San Diego,CA>

32位 エクスプロラトリアム科学館:Exploratorium <San Francisco,CA>

これまでニューヨーク市にある4つの博物館を紹介してきました。

今回からはワシントンD.C.にある博物館を紹介していきます。

32選の中には,ワシントンD.C.から3つの博物館がランキングしています。

2位 スミソニアン国立航空宇宙博物館

3位 スミソニアン国立自然史博物館

10位 リンカーン記念館

選ばれた3つの施設は,全て「モール:The Mall」というところにあります。

The Mall from above View of the Capitol Building and the Smithsonian Museums from the top of the Washington Monument. photo by HarshLight on Flickr(Noncommercial use allowed)

施設の位置関係はこのようになります。

ワシントンD.C.の観光の中心は,「スミソニアン博物館:Smithsonian Institution」になります。

「スミソニアン博物館」とは,1つの博物館のことを指しているわけではなく,アメリカを代表する科学・産業・技術・自然史博物館・美術館そして教育研究機関などがあり,これらを総称して「スミソニアン博物館」と呼んでいます。

イギリスの科学者であった「ジェームズ・スミソン:James Smithon」が創設者であり,生涯独身で子どもがいなかったため,「スミソン家の全財産を「スミソニアン協会」の名とともにアメリカ合衆国に譲る」と遺言を残しました。

施設は全て無料で入場でき,予算の約70%はアメリカ国家から出ているそうです。

アメリカ合衆国をあげての施設と言えます。

このページでは,スミソニアン博物館の中から「スミソニアン国立航空宇宙博物館」を紹介します。

スミソニアン国立航空宇宙博物館:Smithsonian National Air and Space Museum(ワシントンD.C.)

Washington D.C. – National Air and Space Museum photo by Daniel Mennerich on Flickr(Noncommercial use allowed)

スミソニアン博物館の中でも,一番人気なのが「スミソニアン国立航空宇宙博物館」です。

「スミソニアン国立航空宇宙博物館」はその名の通り,航空機や宇宙船に関連した収集物を展示する博物館です。

「NASM」の略称が用いられることもあります。

施設の設置場所がアメリカ合衆国議会議事堂に近接しているため,「建築学的に印象深いもの」かつ「議事堂との対比で厚かましすぎないような建物」として建設されたそうです。

日系アメリカ人建築家のギョウ・オバタによってデザインが考えられ,ワシントンD.C.で最も重要な近代建築物として評価されています。

Smithsonian National Air and Space Museum, Washington DC photo by Pedro Szekely on Flickr(Noncommercial use allowed)

最初にお知らせしますが,モールにある「スミソニアン国立航空宇宙博物館」は,2022年秋まで,大改修のため閉鎖されています。

2022年秋からオープンされる博物館では,展示の仕方など大幅に変更される可能性が高いです。

このページに載せる画像の展示はかつてのディスプレイだと認識してください。

見どころ① ライト兄弟のライトフライヤー号の実物

The Smithsonian National Air and Space Museum photo by Aaron Keene on Flickr(Noncommercial use allowed)

1903年,初めて有人動力飛行 に成功したのがライト兄弟で,その成功したときの飛行機の名前が「ライト・フライヤー号:Wright Flyer」でした。

ライト兄弟については,以下のページで詳しく紹介しています。

【大西洋南部地区②】州の25セント硬貨のデザイン紹介  mohamoha45

なんと,博物館は,ライト兄弟が実際に乗っていた自転車も所蔵しているそうです。(ライト兄弟は自転車屋を営んでいました。)

見どころ② リンドバーグのスピリット・オブ・セントルイス号の実物

Washington DC: National Air and Space Museum – Spirit of St. Louis The Spirit of St. Louis (Registration N-X-211) is the custom-built single engine, single seat monoplane that was flown solo by Charles A. Lindbergh on May 20-21, 1927, on the first non-stop flight from New York to Paris, for which Lindbergh wont he $25,000 Orteig Prize. Officially known as the Ryan NYP (for New York to Paris), the plane was designed by Donald A. Hall of the aircraft manufacturer Ryan Airlines. photo by Wally Gobetz on Flickr(Noncommercial use allowed)

最初にノンストップでの大西洋横断単独飛行をの短時間で成功したのが,アメリカのチャールズ・リンドバーグでした。

1927年5月21日のことです。

断単独飛行に成功した時の飛行機の名前が「スピリット・オブ・セントルイス号:Spirit of St. Louis」です。

スピリット・オブ・セントルイス号は,初飛行から約1年後にリンドバーグの操縦で最終飛行が行われて以来,ずっと国立航空宇宙博物館に展示されています。

「スピリット・オブ・セントルイス号」という名前はリンドバーグ本人が付けた愛称で,ライアン・エアラインズ社の「ライアン NYP-1」という飛行機の特別注文機だったようです。

リンドバーグが世界で最初に達成したことは,単独での大西洋無着陸横断で,ニューヨーク・ロングアイランドからフランス・パリまでの5,810kmを33時間29分間29.8秒間で飛行しました。

オルティーグという実業家が大西洋無着陸横断を成し遂げた者に賞金25,000ドルを授与すると発表してから,リンドバーグが挑戦するまで,6人の挑戦者が命を落としていたそうです。

ちょっと画像のスピリット・オブ・セントルイス号をよく見てください。

何かおかしいところはないですか?

正面に窓がないのです。

前が見えない飛行機でどうやって飛ぶのかとても疑問に思いました。

そこで,YouTubeに映画「翼よ! あれが巴里の灯だ:The Spirit of St. Louis」のワンシーンがあったので,それを見るました。

1957年のビリー・ワイルダー監督の作品で,リンドバーグ役はジェームズ・ステュアートという俳優が演じています。

ニューヨークのルーズベルト飛行場からの離陸のシーンです。

リンドバーグは,左右の窓から見える風景と計器,ルートマップだけを頼りに飛行しているのです。

ちなみに邦題になっている「翼よ! あれが巴里の灯だ」ですが,リンドバーグがパリ上空で言ったとされていますが,実際には言っていないそうです。

見どころ③ 初めて音速を突破した有人飛行機ベルX-1の実物

Smithsonian National Air & Space Museum: Bell X-1, first supersonic plane photo by Chris Devers on Flickr(Noncommercial use allowed)

1947年10月14日,アメリカで人類初の音速を突破する水平有人飛行を成功させます。

マッハ1.06という記録でした。

成功させたのは,チャック・イェーガーというアメリカ空軍のパイロットです。

その時の一人乗り用有人飛行機が「ベルX-1」です。

その実物が博物館にあります。

NASAの前身であるNACAの高速飛行計画に基づいて作成された飛行機です。

その後,Xー1は,Xー1A→Xー1B→ というふうに改良されていき,Xー1Eまでいきます。

最高速度記録はマッハ 2.24に到達しました。

見どころ④ アポロ月着陸船LM-2の実物

National Air & Space Museum photo by Ricardo Reis on Flickr(Noncommercial use allowed)

「アポロ月着陸船:Apollo Lunar Module」は,アメリカのアポロ計画において,宇宙飛行士を月面に着陸,帰還させるために開発された宇宙船です。

1969年7月20日にアメリカのアポロ計画は,ニール・アームストロングとバズ・オルドリン両飛行士の乗ったアポロ11号によって,人類初の月面到達に成功します。

その時の月着陸船は「LM-5:Eagle」で,博物館に展示されている月着陸船はその3代前の「LM-2」になります。

LM-2は地上でのテストで使用されたものです。

月着陸に成功したLM-5の下半分は,なんと着陸地点にまだ残っているそうです。

上半分は,月の周りを周回した後,月表面に衝突したとされています。

人類初の月面到達に成功したアポロ11号関係のもので,博物館に展示されているものは,「アポロ司令船:Command Module」である「CSM-107:Columbia」です。

司令船は宇宙飛行士が滞在している場所で,操縦を行います。

最後に地球に帰還するのは,司令船のみとなります。

こちらの方が,実際に月に行き,地球に帰還したのですから,アポロ関係では見どころになる人もいるかもしれませんね。

Apollo 11 Command Module National Air & Space Museum, Washington DC photo by Rob Shenk on Flickr(Noncommercial use allowed)

「アポロ宇宙船」は,司令船や機械船(ロケットエンジン),月着陸船などを合わせたものを総称した呼び名です。

見どころ⑤ アポロ17号が持ち帰った月の石

Washington DC: National Air and Space Museum – Moon Rock This lunar sample was cut from a rock collected on the surface of the Moon during the Apollo 17 mission in December 1972. Found near the landing site in the Valley of Taurus-Littrow, it is an iron-rich, fine-textured volcanic rock called basalt. It is nearly 4 billion years old. Study of about 382 kilograms (840 pounds) of lunar materials returned on six Apollo missions confirmed the absence of life on the Moon. The rocks have provided information on the Moon’s chemistry, environment, and geologic evolution. photo by Wally Gobetz on Flickr(Noncommercial use allowed)

月の石はいろいろな博物館で見ることができますが,スミソニアン国立航空宇宙博物館に展示されている月の石は,触れることができます。

と言っても,ごく小さな三角形に切り取られたものです。

他のサイトには,この月の石は最初に月面着陸に成功したアポロ11号が持ち帰ったものと紹介されているところがあるのですが,それは間違いで,正確にはアポロ17号が持ち帰った月の石になります。

画像のキャプションには,展示されている横にある紹介文が載っているのですが,訳してみます。

This lunar sample was cut from a rock collected on the surface of the Moon during the Apollo 17 mission in December 1972.

この月のサンプルは,1972年12月のアポロ17号のミッション中に,月の表面で採取された岩石から切り出されました。

Found near the landing site in the Valley of Taurus-Littrow, it is an iron-rich, fine-textured volcanic rock called basalt.

タウルス・リトロー渓谷の着陸地点の近くで発見された玄武岩と呼ばれる,鉄分に富み,きめの細かい火山岩です。

It is nearly 4 billion years old.

約 40 億年前のものです。

Study of about 382 kilograms (840 pounds) of lunar materials returned on six Apollo missions confirmed the absence of life on the Moon.

6 回のアポロ計画で持ち帰られた約382キログラムの月の物質の研究により,月には生命が存在しないことが確認されました。

The rocks have provided information on the Moon’s chemistry, environment, and geologic evolution.

月の石は,月における化学,環境および地質学的進化に関する情報を提供してきました。

アポロ17号とはいえ,これまで月への有人着陸は,アポロ11号から17号までの6回だけなので,希少価値は高いと思います。

アポロ計画で持ち帰られた月の石は,リチャード・ニクソン大統領(当時)によって,アメリカの各州と世界135か国に善意のしるしとして贈られたそうです。

その後の調査で,これらの石は今でも博物館や科学研究所などにしっかりと保管されているところが多い一方,行方が分からなくなったり,火事で焼失したり,盗まれたりした石も少なくないそうです。

日本では,現在,国立科学博物館の地球館地下3階,天文コーナーに展示されています。

2つあり,アポロ17号で採集された小石とアポロ11号で採集された月の石で,両方ともプラスチック片の中に埋めこんであります。

1970年に日本の大阪で行われた大阪万国博覧会での超目玉展示品が,アメリカのパビリオンの月の石でした。

その岩石は,アポロ12号の時に着陸点で採集されたものだそうです。

見どころ⑥ 日本の戦闘機ゼロ戦の実物

National Air & Space Museum photo by Ricardo Reis on Flickr(Noncommercial use allowed)

日本のものでは,唯一,太平洋戦争当時のゼロ戦が展示されています。

アリューシャン列島(アラスカからカムチャッツカ半島にかけての島々)での戦いにて,1942年7月にアリユーシャンの一つの島にほとんど無傷で不時着したゼロ戦だそうです。

操縦士は撃たれて,亡くなっていたそうです。

この機体はアメリカ本土に持ち帰られ,徹底的に研究されたそうです。

ここでは見どころとして6つを紹介しましたが,もちろん,他にもたくさんの見ごたえのある,また,価値のある展示品が数多くあります。

スミソニアン国立航空宇宙博物館公式HP(英語)

別館 スティーブン F. ユードバー ハジーセンター:Steven F. Udvar-Hazy Center

Udvar-Hazy Center – Smithsonian National Air and Space Museum photo by Jonathan Cutrer on Flickr(Noncommercial use allowed)

ワシントンD.C.のモールにある「スミソニアン国立航空宇宙博物館」から「ワシントン・ダレス国際空港:Dulles International Airport」に向かって約30分,車を走らせたところに別館があります。

「スティーブン F. ユードバー ハジーセンター:Steven F. Udvar-Hazy Center」という名称で,スケールの大きい迫力満点の博物館です。

こちらもスミソニアン協会が運営しています。

本物のスペースシャトルや超音速偵察機ブラックバードなど,100以上にも及ぶ航空関連のものが展示されています。

Chantilly VA – Steven F. Udvar-Hazy Center – Boeing Aviation Hangar photo by Daniel Mennerich on Flickr(Noncommercial use allowed)

画像の奥には,エアーフランス社のコンコルドがあります。

Discovery Space Shuttle Panoramic Steven F. Udvar-Hazy Center Smithsonian National Air and Space Museum photo by Jonathan Cutrer on Flickr(Noncommercial use allowed)

スペースシャトル「ディスカバリー号」が引退後,ここで展示されています。

計39回の飛行で,365 日と12時間,宇宙に滞在し,その間地球を5,830周回飛行しました。

日本人の宇宙飛行士を4人も乗せています。

Boeing B-29 Superfortress “Enola Gay” photo by Clemens Vasters on Flickr(Noncommercial use allowed)

広島に原爆を落としたB-29「エノラ・ゲイ:Enola Gay」も本物が展示されています。

長崎では,天候観測機として作戦に参加しています。

作戦終了後は,保存が決まり,まずは解体保存されていました。

その後,時が経ち,1995年からこのスティーブン F. ユードバー ハジーセンターに展示されています。

当初は,広島の被爆状況や歴史的背景などの資料と共に展示される予定だったそうです。

アメリカ退役軍人団体などからの抗議があり,いろいろなことを考慮して,機体だけが展示されることになったそうです。

博物館の中でも,エノラ・ゲイへの監視が一番厳重なのだそうです。

スミソニアン国立航空宇宙博物館・スティーブン F. ユードバー ハジーセンター公式HP

今回は以上です。

参考にしたHPは以下の通りです。

国立航空宇宙博物館(ウィキペディア)

次回は,ワシントンD.C.にある博物館紹介の2ページ目になります。

「スミソニアン国立自然史博物館」と「リンカーン記念堂」を紹介します。

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