「アメリカの国立公園32選」の第9弾です。
現在,太平洋地区にある国立公園を紹介しています。
これまで,セコイア国立公園,キングスキャニオン国立公園,レッドウッド国立&州立公園,デスバレー国立公園と紹介してきました。
今回は,ヨセミテ国立公園を紹介します。
オリジナルランキングにて,ヨセミテ国立公園は第3位でした。
それでは,紹介していきます。
ヨセミテ国立公園:Yosemite National Park(カリフォルニア州)
サンフランシスコから車で約4時間のところにヨセミテ国立公園があります。
ヨセミテは,アメリカでイエローストーンに次いで,二番目に国立公園に指定されました。
ヨセミテ国立公園の約9割は,全く手つかずの大自然がそのまま残されています。
ヨセミテ国立公園の中心になるところは,ヨセミテバレーで,観光客の大半がここに集中します。
しかし,ヨセミテバレーは全体のほんの一部分しかすぎず,ヨセミテ国立公園には様々な見どころが存在します。
ヨセミテの歴史
ヨセミテの歴史を語る場合に欠かせない人物が4人います。
ゲーレン・クラーク:Galen Clark
ジョン・ミュア:Johon Muir
セオドア・ルーズベルト大統領:Theodore Roosevelt
アンセル・アダムス:Ansel Adams
ゲーレン・クラークは,マリポサ・グローブ(巨大セコイアの森のエリア名)のセコイアの森に魅せられ,その景観を守ろうと努力しました。
その甲斐があり,1864年にヨセミテはアメリカ初の景観保護区となります。
景観保護区となっても,自然破壊が進むヨセミテの保護活動を熱心に行ったのが,ジョン・ミュアです。
ヨセミテバレーが氷河の浸食によってできた説を初めて主張した人でもあります。
ジョン・ミュアについては,カリフォルニア州の25セント硬貨のデザインになっています。
「州の記念コイン」のカリフォルニア州のページをご覧ください。
ジョン・ミュアが行ったヨセミテの保護活動は,政治家や市民を巻き込み,社会に訴えることに成功し,1890年にヨセミテは国立公園に指定されます。
さらに,ミュアは,1892年に世界初の自然保護団体を設立します。
1903年に,ジョン・ミュアの著書に興味を持っていたセオドア・ルーズベルト大統領が,ヨセミテを訪問します。
ジョン・ミュアとセオドア・ルーズベルト大統領は,3日間,一緒にキャンプをしながらヨセミテで過ごします。
その後,セオドア・ルーズベルト大統領は,自然保護政策に舵を取ります。
アンセル・アダムスは,写真家です。
14歳の時にヨセミテを訪れ,魅了されます。
後年にヨセミテに住み,ヨセミテの幻想的な写真を次々に撮影し,その美しさを世に広めます。
アンセル・アダムスの写真は,モノクロで雄大な大自然を写し,写真をアートに高めた人でもあります。
数々の名言も残しています。
“You don’t take a photograph, you make it.”
プリント技法にこだわり,「写真はつくるもの」と綴っています。
“There are no rules for good photographs, there are only good photographs.”
「いい写真」を撮るルールなんてない。ただ、そこに「いい写真」があるだけだ。
“A good photograph is knowing where to stand.”
いい写真とは「自分がどこに立つべきか」を知ることだ。
ヨセミテバレーには,彼のフォトギャラリーがあります。
見どころ紹介
ヨセミテビレッジ:Yosemite Village
ヨセミテ国立公園の中心部にヨセミテビレッジがあります。
スーパーやレストラン,郵便局,ツアーデスクなど色々な施設が集まっています。
まずはここに立ち寄って,情報を入手します。
以下,ヨセミテビレッジにある施設です。
ヨセミテバレー・ウエルカムセンター:Yosemite Valley Welcome Center
ヨセミテの歴史や生態系を紹介しています。
公園の全情報が掴めます。
ヨセミテ・ミュージアム:Yosemite Museum
ヨセミテに暮らしていたネイティブアメリカンの歴史と暮らしを紹介しています。
カゴ編みの実演があります。
裏手では再現された住居がります。
ヨセミテ・バレー・ワイルダネス・センター:Yosemite Valley Wilderness Center
ハーフドーム登山許可証の当日分を手に入れられます。
2日前に受付をして許可を得る必要があります。
アンセル・アダムス・ギャラリー:The Ansel Adams Gallery
上記で触れたギャラリーはヨセミテビレッジにあります。
エルキャピタン:El Capitan
エル・キャピタンは,世界最大の一枚岩の花崗岩です。
渓谷の底からは996mの高さがあります。
東京スカイツリーが634mなので,どのくらい高いかが分かると思います。
エル・キャピタンは,ロッククライミングの聖地です。
夏になると,この難関に取り組むロッククライマーが大勢います。
現在,50以上のコースがあります。
この絶壁のエル・キャピタンを観る一番のスポットは「エル・キャピタン・メドー:El Capitan Meadow」です。
緑いっぱいの草原の中で,のんびりとエル・キャピタンを眺めることができます。
春先(5月中旬~6月上旬)には,エル・キャピタンの左側に「リボン滝:Ribbon Fall」も見ることができます。
落差491mで,リボンのように捻じれながら落下します。
ブライダルベール滝:Bridalveil Fall
エル・キャピタンの向かい側にある落差189mの滝です。
風で吹き上げられると白い霧となります。
その様子が,花嫁のウェディングベールに似ていることからこの名が付きました。
「ブライダルベイル・フォールズ・ビューポイント:Bridalveil Falls Viewpoint」から10分程歩くと,滝の真下に出ることができます。
ヨセミテ滝:Yosemite Falls
ヨセミテ滝は落差739mですが,「アッパー:436m」「カスケード:206m」「ロウアー:97m」に分かれています。
ビューポイントから10分ほど歩くとロウアーの滝つぼに行けます。
しかし,8月には,水量がほとんど無くなってしまいます。
落差の大きい滝で言うと,アメリカで1位,世界で8位です。
センチネルロック:Sentinel Rock
ヨセミテ滝の真向かいにある標高 2145mの岩峰です。
春には「センチネル滝:Sentinel Falls」が流れ落ちます。
ハーフドーム:Half Dome
ヨセミテバレーの顔とも言える岸壁です。
麓から頂上まで1443mあり,頂上は標高2693mになります。
東側から頂上に上るトレイルがありますが,「トレッキングコース紹介」のところで紹介します。
ネバダ滝:Nevada Fall
落差181mの滝で,ハーフドームの後ろにあります。
グレイシャーポイントからよく見えます。
バーナル滝:Vernal Fall
同じく,ハーフドームの後ろにある滝で,落差は97mです。
爽快感が感じられるため,「青春の滝」と呼ばれます。
マリポサ・グローブ:Mariposa Grove
ヨセミテバレー・ウエルカムセンターから約1時間,車を走らせたところにマリポサグローブというエリアがあります。
ここは,約500本の巨樹があるセコイアの森です。
「ワウォナ・ロード:Wawona RD」から「マリポーザ・グローブ・ロード:Mariposa Grove RD」に入ります。
ワウォナ・ロードには,ヨセミテ国立公園の「サウス・エントランス:South Entrance」があり,マリポーザ・グローブ・ロードに入るとすぐに「マリポーザ・グローブ・ウェルカム・プラザ:Mariposa Grove Welcome Plaza」があります。
無料シャトルバスが運行している時期は,駐車場に車を置いてシャトルバスで森まで行きます。
マリポサグローブには,画像の「グリズリージャイアント:Grizzly Giant」があります。
根元の直径10.7m,周囲28m,推定樹齢1800年の巨木です。
グリズリージャイアントには,大きな落雷の跡があります。
マリポサグローブには,以前,とても有名なトンネル・ツリーがありました。
馬車や車が通れるほどの穴の大きさでした。
1875年に人間の手によって空けられた穴でした。
しかし,1968年に,弱ってしまった巨木は倒れてしまいます。
そのたおれたトンネルツリーは,今も横たわっています。
「ワウォナ・トンネルの木:The Wawona Tunnel Tree」と呼ばれています。
同じ頃に人間の手によって穴が空けられた巨木があります。
「カリフォルニア・トンネル・ツリー:California Tunnel Tree」です。
他にも,巨木が横に倒れている「フォーリン・モナーク:Fallen Monarch」があります。
「独身男と3人の淑女:Bachelor and Three Grace」と呼ばれる4本の巨木のグループもあります。
チュオラム・グローブ:Tuolumne Grove
マリポサ・グローブほどではないですが,セコイアの巨木が25本集まっている森が,チュオラム・グローブです。
1周800mほどのトレイルがあります。
「デッド・ジャイアント・トンネル・ツリー:Dead Giant Tunnel Tree」と呼ばれる枯れた巨木のトンネルツリーがあります。
ミラーレイク:Mirror Lake
水がキレイで,テヤナ渓谷やハーフドームが,湖面に鏡面のように反射して美しいため,ミラーレイクと呼ばれています。
ミラー湖は,春から初夏にかけて現れ,夏の終わりには干上がって草原になってしまいます。
往復3.2㎞,所要時間1時間のトレイルが必要です。
湖を1周する所要時間2時間のトレイルもあります。
チュオラム・メドウ:Tuolumne Meadow
湿原や小さな湖が点在する高原地帯です。
いくつかのトレッキングコースがあります。
ヘッチヘッチー:Hetch Hetchy
公園内にあるヨセミテバレー以外のもう一つの渓谷です。
かつては,ヨセミテバレーに匹敵するほどの美しさを誇っていましたが,現在は半分が湖底に沈んでいます。
1923年にできた「オショーネシーダム:O’Shaughnessy Dam」のためです。
このダムの上は,歩いて渡ることができます。
以上,主だった見どころを紹介しました。
続いて,これらの見どころを遠いところから見ることができるビューポイントを紹介します。
ビューポイント紹介
ヨセミテビレッジから,よりサンフランシスコ寄りのところから紹介します。
画像がなく,マップだけのところもあります。
ヨセミテ渓谷展望所:Yosemite Valley Vista Point
この展望台からは,ヨセミテバレーの象徴とも言えるエル・キャピタン,ブライダルベールフォール,ハーフドームなどを含むパノラマ ビューを眺めることができます。
ビッグオークフラットロード・ビスタポイント:Big Oak Flat Rd Vista Point
ビッグオークフラットロードにあるビューポイントです。
景色はとても美しく,ヨセミテバレーの大部分が見渡せます。
駐車場は,そんなに広くありません。
トンネルビュー:Tunnel view
「ワウォナトンネル:Wawona Tunnel」の出口(ヨセミテビレッジ側)にある展望台です。
ヨセミテで上位にランクする絶景ポイントです。
ヨセミテバレービュー:Yosemite Valley View
ヨセミテを代表する絶景ポイントです。
午前中は逆光になるので午後がオススメです。
駐車場が10台前後しかありません。
所要時間2時間のヨセミテバレー・フロアツアーというバスツアーで周ることもできます。
ハーフドーム,エルキャピタン,ヨセミテビュー,トンネルビューの4つのポイントを周るツアーです。
車での混雑が予想される場合,バスツアーもチケットを事前に購入することもありです。
ヨセミテでのいろいろなバスツアーは,「ヨセミテバレーロッジ:Yosemite Valley Lodge」から出ています。
すべて有料です。
グレイシャーポイント:Glacier Point
ハーフドームビレッジに高さ980mの絶壁があります。
そこの上にある展望台です。
ここからの眺めは,ヨセミテ1と言っても過言ではありません。
ヨセミテの有名絶景ポイントを一望できます。
ハーフドーム,バーナル滝,ネバダ滝,ヨセミテ滝,ノースドーム,ミラーレイクを見ることができます。
やはり,夕焼けスポットとして人気があります。
さて,グレイシャーポイントへの行き方ですが,簡単には行けません。
グレイシャーポイントは標高2,199mの場所にあり,雪が積もるため冬の間は閉鎖しています。
行ける時期は,5月下旬~10月上旬です。
車で行くことができるのですが,この冬の閉鎖のために,グーグルマップ上では,夏に行く設定をしても(このページは冬に書いています),「地図の埋め込み」の表示がうまくいきません。
そのために,ヨセミテバレー・ウエルカムセンターから「グレイシャー・ポイントロード:Glacier Point Rd」入り口までの道筋を表示しました。
ここからは,グレイシャー・ポイントロードを通って,グレイシャーポイントまで走ります。
ヨセミテバレー・ウエルカムセンターから約1時間のドライブですが,シーズン中はとても混みます。
↓ここで状況を把握できます。
ヨセミテ国立公園オフィシャルHP(Current Conditions)
ハイシーズンの8月~9月前半頃は,最後の駐車場まで行くことはできず,途中にある駐車場か空きスペースから無料のシャトルバスに乗って,行くことになります。
他の方法では,ヨセミテバレーロッジからツアーバスが出ています。
また,グレイシャーポイントまでのトレッキングコースが3つあります。
「トレッキングコース紹介」のところで,紹介します。
タフト・ポイント:Taft Point
グレイシャーポイントに行くグレイシャーポイント・ロードの途中にある展望台です。
絶景スポットの一つです。
片道約3.5㎞,約1時間のトレッキングです。
トレッキングコース紹介
ヨセミテ国立公園には,星の数ほどのトレッキングコースがあります。
それらの総距離は,1300㎞にもなります。
湿原を歩く初心者コースから,シェラネバダ山脈を縦断するコースまで,バラエティに富んでいます。
チュオラム・メドウ:Tuolumne Meadow
湿原の中に湧き出る炭酸水の泉や野の花々に出会えるトレイルです。
ヨセミテに関する展示を行う「Parsons Memorial Lodge」で小休憩ができます。
幅広でキレイに整地されていて初心者でも歩きやすいです。
所要時間約1時間
ハッピーアイルズ:Happy Isles
マーセド川沿いの木立の中を歩く平坦なトレイルです。
近くには子ども向けの展示が充実した「The Nature Center at Happy Isles」もあります。
所要時間約30分
パノラマ・トレイル:Panorama Trail
まずは,バスを使ってグレーシャーポイントに行きます。
そこから,いくつかの滝を通り,ヨセミテビレッジの駐車場までのトレイルです。
ずっと下りのコースのため,歩きやすいですが,距離はあります。
最後までずっと景色が良いので疲れを感じません。
距離:17㎞
標高差:1300m
所要時間:約5時間30分
カテドラル・レイクス:Cathedral Lakes
ヨセミテ最大の湿原チュオラム・メドウを起点に,2つの湖を訪ねます。
静かにハイキングを楽しめます。
距離:片道10㎞
標高差:450m
所要時間:片道約3時間
バーナル滝とネバダ滝を巡るトレイル「ミスト・トレイル:Mist Trail」と「ジョン・ミュア・トレイル:Jhon Muir Trail」の一部
バーナル滝とネバダ滝を巡るトレイルです。
距離:近くの駐車場からの往復12㎞
標高差:約750m
所要時間:約4時間
ミスト・トレイルはその名の通り,かなり足場が濡れていて,歩くと全身が濡れることもあります。
センチネルドーム・トレイル:Sentinel Dome Trail
ビューポイントで紹介した「タフト・ポイント」と出発地点は同じですが,反対の方向に行くとセンチネルドームの頂上にたどり着けます。
タフトポイント同様に,頂上には複数の絶景スポットがあります。
往復3.4㎞で所要時間が1時間程度なので,タフトポイントと合わせていくこともできます。
ハーフドーム・トレイル:Half Dome Trail
あのハーフドームの頂上がゴールのトレッキングです。
まずは,上で紹介した「バーナル滝とネバダ滝を巡るトレイル」を通ります。
そのトレイルをさらに歩き,ハーフドーム・トレイルの出発点まで行きます。
この出発点までで,すでに約12㎞歩きます。
さらに約3㎞歩いたところで,ハーフドームの麓に着きます。
ここからが本番です。
幅90㎝に設置された2本のケーブルを頼りに,ほぼ垂直に近い岩を登ることになります。
皮手袋が必要です。
YouTubeをご覧ください。
ハーフドーム手前のサブドームより先は,事前に許可証が必要です。
↓許可証はここで申し込みます。
2024年は,3月1日~31日で申し込み,4月11日に抽選が行われます。
↑このような情報が書かれています。
若ければやってみたいと思わせるトレッキングです。
距離:往復約30㎞
標高差:約1500m
所要時間:約10時間
ザイオン国立公園のエンジェルズ・ランディングよりもハードなトレッキングではないでしょうか。
フォー・マイル・トレイルヘッド:Four Mile Trailhead
グレイシャーポイントまでの片道約8㎞のトレイルです。
行きは,ずっと上りですが,逆に帰りはずっと下りになります。
距離:片道8㎞
標高差:1080m
所要時間:約3時間
パノラマ・トレイルと組み合わせることもできます。
アッパーヨセミテ滝トレイル:Upper Yosemite Falls Trail
世界で8番目に高いヨセミテ滝の頂上まで登るトレッキングです。
ヨセミテのトレッキングの中でも昔からあるものです。
途中に「コロンビアロック:Columbia Rock」というポイントがあり,ヨセミテ滝より先には「シエラ・ポイント:Sierra Point」があります。
距離:往復12㎞
標高差:800m
所要時間:往復約6時間
メイレイク・トレイル:May Lake Trail
メイ湖までのトレイルで,「ホフマン山:Mt.Hofman」が湖面に映っています。
距離:往復3.8㎞
標高差:145m
所要時間:往復約2時間
気軽にできるトレッキングのため,人気があります。
観光モデルコース
観光コースを考える前に,まず,どこに宿泊するかが重要です。
ヨセミテバレー内に宿泊する場合は,あまり時間を気にせず,いろいろなコースが考えられます。
しかし,立地条件良いためだと思いますが,料金の割にはイマイチだと言われています。
ヨセミテバレー内での宿泊を避ける場合は,120号線沿い,140号線沿い,ワウォナ・ロード沿いで宿泊することになると思います。
それぞれの町からヨセミテバレーまでの,車での所要時間を調べました。
120号線沿いにある「グローブランド:Groveland」からヨセミテバレーまでは,約70㎞で1時間10分です。
他には「ソノーラ:Sonora」や「ジェームスタウン:Jamestown」などの宿泊地があります。
140号線沿いにある「マリポーサ:Mariposa」からヨセミテバレーまでも,約70㎞で1時間10分です。
ワウォナ・ロード沿いにある「オークハースト:Oakhurst」からヨセミテバレーまでは,約78㎞で1時間20分です。
これらのどこの町に泊まるかで,その日のコースが決まります。
ヨセミテバレーに行くまでの道中にあるポイントに寄ってから,ヨセミテバレーに行きます。
ヨセミテバレーを拠点に,その日のメイン観光地を決めて行動します。
宿泊地は同じ所か別々の町になるかは分かりませんが,3泊4日ぐらいでヨセミテの主要なところを巡りたいと思います。
以下,現在,考えている観光モデルコースです。
サンフランシスコ滞在後,車でグローブランド(ソノーラ,ジェームスタウン)まで,約230㎞,約2時間30分
グローブランド(ソノーラ,ジェームスタウン)泊
1日目
早朝に出発
ヨセミテ渓谷展望所
Big Oak Flat Rd Vista Point
ヨセミテバレービュー
エル・キャピタン・メドー
Yosemite Valley Welcome Center
ヨセミテバレー内で昼食
アッパーヨセミテ滝トレイルをトレッキング
トレッキング後,オークハーストまで約78㎞で1時間20分
オークハースト泊
2日目
早朝に出発
マリポーザ・グローブ
付近で早めの昼食
グレイシャーポイント
センチネルドーム・トレイルかタフトポイント・トレイル(初日の疲れが取れない場合はタフトポイント)
トレッキング後,オークハーストへ
オークハースト泊
3日目
早朝に出発
トンネルビュー
ブライダルベイル・フォールズ・トレイル
ミラーレイク
早めの昼食
フォー・マイル・トレイルかチュオラム・メドウをトレッキング
トレッキング後,395号線にある宿泊地(「リー・バイニング:Lee Vining」や「マンモス・レイクス:Mammoth Lakes」)まで122㎞,約2時間
どちらかで宿泊
パノラマ街道の「裏ヨセミテ」を堪能した後,「リノ:Reno」まで226㎞,約2時間30分
パノラマ街道(国道395号線)の見どころ
デスバレー国立公園の紹介の時に,パノラマ街道(国道395号線)の見どころを紹介しました。
シエラネバダ山脈の東側に国道395号線が通っていて,デスバレー国立公園の横を通り,ヨセミテ国立公園まで続きます。
前回は「裏キングスキャニオン」の見どころを紹介したので,今回は「裏ヨセミテ」の見どころを紹介します。
ボディ州立史跡:Bodie State Historic Park
1880年代にゴールドラッシュに沸いた町が,今は,ゴーストタウンになっています。
住宅,酒場,協会など200もの建物が残っていて,西部劇の世界に来たような気分になれます。
実は,このブログでボディ州立史跡を紹介するのは4回目になります。
「牛肉の州」「牡蠣の州」「宝石の州」:特産物由来の州ニックネームの話 mohamoha15
mohamoha14~19までのアメリカ風景画像紹介 mohamoha28
mohamoha100~mohamoha105までのアメリカ風景画像紹介 mohamoha112
アメリカには,数多くのゴーストタウンがあるそうですが,このボディはとても人気があるゴーストタウンで,夏にはかなりの観光客でにぎわいます。
モノレイク・ネイビービーチ・ビューポイント:Mono Lake Navy Beach Viewpoint
モノレイクという円い形をした湖です。
四方を山に囲まれていて,流れ出す川がない湖です。
そのために塩分濃度が高い湖です。
湖岸に,水に含まれる石灰分が堆積した奇岩が立ち並んでいます。
マンモスレイクス:Mammoth Lakes
レイクの名前がついていますが,リゾートタウンの名前です。
標高3371mのマンモス・マウンテンへ上るゴンドラがあります。
マンモス・マウンテンには,「マンモス山スキー場:Mammoth Mountain Ski Area」があります。
バイク・パークもあるようです。
ツインレイクス:Twin Lakes
マンモスレイクスに来たならば,ツインレイクスに行き,湖を2つ分けている橋にも行くべきです。
デビルスポストパイル国定公園:Devils Postpile National Park
約8万年前にマグマが冷えて固まった玄武岩が,柱のように見えるポイントです。
高さ18mの柱が,約400本あります。
いくつかのトレイルコースもあります。
パノラマ街道は,車を走らせるだけでも,素晴らしい眺望で魅了されます。
いくつかの周遊道路もあり,しようと思えば,パノラマ街道で何日も観光できると思います。
今回はここまでです。
サンフランシスコ→ヨセミテ国立公園→パノラマ街道→リノ
この旅行コースは,3回目の長期アメリカ旅行で計画しているものです。
次回も,アメリカの国立公園32選を予定しています。
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